赤城山麓に暮らすふさこおばあちゃん。
土間の片隅に腰をかけ、
おばあちゃんが糸引きしながら語るお話に、
今日も耳を傾ける。
ゆっくりと回り続ける座繰り。
湯釜の中で踊る繭。
生糸を繰く手の表情を見つめながら
私はおばあちゃんの人生と共にある
絹の道に思いを馳せる
昔は農閑期に糸引きしたもんだけど、
今は養蚕もよしただろ。
雨の日でも風の日でも、一年中糸引きしているよ
© Fujimi Kawase
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