My Super Seven


 ふいの雨でも幌を持参してないと・・・ でも何となく濡れても許せます・・・

 これは、相当楽しい車です!まったく日常的な車ではありませんが、見て・乗って・いじって
楽しい三拍子揃った車だと僕は思います。維持費が掛かると思われがちですが、これだけシンプル
な車ですから国産車と比較しても変わらない、もしくはかえって安いのではと僕は思います。
車に対しての執着心がまったく無かった僕ですら、コイツと出会ってからは所有し続ける喜びを
感じます。コイツで2台目のSevenですがもう止められません!

迷っているのなら、先ず買ってしまうべきです!

                   後はどうにかなるものです(笑)

無責任な様ですがこの車に興味を示す人は皆さん、好き者、いや病気なのです!雑誌をしっかり
買っているのなら、もう末期症状です。買って楽になりましょう。ある大工の棟梁はこの車1台
でプライベートから仕事迄こなしています。何とかなるものです!


@購入について

 こんな裕福な時代に、古典的で純粋なオープン2シーターのスポーツカーを購入する事は苦痛以外の
何物でもないと考えさせられる車だと思ってます。この車を所有する人の多くは何処かへ出掛けて帰れ
なかった事の1度や2度は経験している筈です。路肩でボンネットを外し中を覗きこんで恥ずかしい
思いも経験している筈です。雨に降られた辛さも経験している筈です。僕は基本的にはオープンカーが
大好きです。長年乗っていると天気に敏感になります。(これって雨がイヤだという事です)

 自動車を移動手段として快適さを要求して考えれば真っ先に切り捨てられる車です。コイツは乗り心地
や居住性の事は全く考えておらず、最優先させているのはただ走る事だけの追求です。
ロードゴーイング・フォーミュラとか言われる事もあります。これを理解できる人間しか乗り続ける事が
出来ない、乗り手を選ぶ車です。こんな事をいうとおかしなヤツだと思われそうですが、それでも乗って
楽しい事が沢山あるのです。それを感じさせてくれる正真正銘なスポーツカーです。僕は春先と秋口には
峠道に良く出掛けます。幸いな事に廻りには1〜2時間位で沢山の峠道があります。碓井峠、榛名山、
赤城山、日光・・etcといった所に簡単に出掛けられます。こういった道をのんびり風を感じて走ったり、
真剣に走ったりどちらも僕にとっての楽しみです。実際に真剣に走ると先ず峠道であればどんな車よりも
早いのではないかと感じさせてくれます。ポルシェ・フェラーリ色々乗ってみましたが、コイツは早い事
を感じさせますし、乗っていてとても楽しいです。ワインディングではピカイチです。運転する際の
アクセル・ブレーキ・ハンドルの操作が車を通してダイレクトで体に感じられる車は今は少なくなって
しまいました。

 この車は故障が多いという事ではありません。故障があるだけです。今の日本の車はほとんど故障しま
せんからそちらの方が不思議です。壊れたら直せば良いという風に考えればどうって事はありません。
この車は振動がダイレクトに伝わりますので、ネジの緩みや壊れる所が大体は決まってます。最悪な場合
は叩いて直る事もある(笑)

 僕は最初の一台は新車として説明されましたが、本当の所は解りません。信頼できないお店だった事は
確かです。まず売りっぱなしのお店は避けるべきです。修理もやってくれるお店を選びましょう。僕は
最初からこのお店は当てにしていなかったので自分でやるつもりで購入しました。ただ困った事は部品の
在庫をまったく持っていなかったのには驚きました。何台も並べておきながら修理の事は考えていなかった
様です。しかし部品は簡単に手に入ります。しかし始めて購入される方はお店の人と話をして安心できる所
で購入する事をお進めします。お店にお客が良く遊びに来てる場合は安心できるような気がします。それと
お店の人も実際に乗っていればなお安心ではないでしょうか?

 


A常備品について

車に常備している物は次の通りです。

1.新品のプラグ1式と使い易いプラグレンチ(かぶったら躊躇せず即交換します、チョット恥ずかしい)

2.針金、ガムテープ(壊れた時には以外と役に立つんだなぁ、これは)

3.テレカ、小銭(これは最悪の場合の救援依頼用です、Seven乗りは携帯の圏外が好きな為)

以上が僕の常備品です、これって変だと思いますか?実はこれがSeven乗りには必要なんです。この
程度の常備品で直るって事は凄いと思いませんか、1と2で何とか解決?、それだけシンプルだって事です。


B現状のSeven

 僕のSevenはBDRから現在の1700SSで2台目となってます。この1700SSは以前に燃料
タンクの中にサビが発生してしまい、サビがキャブに廻りキャブのオーバーホールをしています。この時に
偶然事故で廃車になったSevenが引き取られて来ていてエンジンを覗いたらリフターが削り出しになって
おり、どうもエンジンにも手を入れてある様に見えました。気になってバラして見ると相当なエンジンである
事が解りました。この部品を使って自分のエンジンの馬力を少しだけ上げたいという気持ちになるのは
BDRのパワーを知った人間からすれば当然の欲求だと思います。僕は通常でアクセルを踏み切れるエンジン
が欲しかった為、あえて1700SSを選択していました。今回はスムースに廻るバランスの取れた150〜
160馬力位のエンジンにしたいと思いました。幸いな事にワンメイクのコンロッド・ピストン・強化バルブ・
マニホールドとも全て使えそうだったのですが、ピストンは1本にヒビが入ってました。バランスを考えて
4本とも新品のピストンに交換し、カムはコスワースのL1のハイカムにして、ヘッドはそのまま使いました。
結果として非常に良く廻るエンジンに仕上がりました。現在はとても満足しています。

 今の問題点はミラーです。子供が遊んでいてボールが当って壊れてしまい、家にあった原付バイクのミラー
を取り付けてあります。違和感はありませんし人も気付かない様子ですが、自分だけはどうもなぁと思ってし
まいます。これを後で交換しようと思ってます。

 


Cメンテナンス

 この車は2000kmでオイル交換をし、1回おきにオイルフィルターの交換をしています。メンテナンスは
こんな程度です。それと1年に1回は各部のグリースアップをしています。それと車検時にミッション・デフ等
のオイル交換それ以外は全く手をいれる事は必要ないでしょう。僕の場合は年間にそう走らない事もあり、
維持費は掛かってません。最近は年間で2000Km乗れば良い方で、走行Kmでメンテナンスするのを止めて、
オイルは半年に1回、オイルフィルターは1年に1回天気の良い日にお遊びとして行っています。それより注意
しているのは次の点です。

1.走り出す前には必ず暖気運転をする。

2.ガソリンは無鉛ハイオクを入れる。それに添加剤を入れてます。(バルブリンを使用中)

3.プラグはNGKBP7ESと6番を好みにより使い分けてます。それとマメに焼け具合のチェックを行い、
  掃除をしてやります。これできれいに焼けてなければカブリギミという事です。これはキャブを調整する
  時の参考データにしてます。

  プラグがカブッテも天気がよければ外して掃除してタバコを一服していれば、簡単に元に戻ります。あまり
  神経質になる必要はないと思ってます。でも、これって恥ずかしかったりします(^^ゞ

4.サスペンションアーム等、足回りの点検は注意してます。ボルトの緩み、クラック等々のチェックです。
  前に一度フロントフェンダーのステーにクラックが入り、気付かず乗っていてステーが折れてフェンダー
  の破損をした事があります。走っていて足回りに問題が発生したりしたら洒落になりません。


Dトラブル履歴

  これは今後追加します。お楽しみに!