My turbo I

   

グラマーな後ろ姿、ハデな内装、カワイイフロントを追加しました!(デジカメって良いもんだ)

 

 

 

 

 

 

 

絵で書いた方が写真よりカッコ良く仕上がっているのは何故でしょう?カメラマンの
腕が悪いって事でしょうかねぇ?やはり、腕のよい人の仕事は素晴らしいですね。


 最近の僕は国産スポーツ車の性能は年々格段の進歩を示し、良い車がたくさんありますが、何か物足り
なさを感じてしまいます。一言でいうと良く出来すぎた車、そんな感じです。僕のSevenやこの車はそういう
意味では味のある車と言えるのではないでしょうか?今のレース界は化け物じみた車が多く、自分の身近
な車とは言い難い状況です。そこへいくと昔のラリーフィールドで活躍した車達は一般公道で乗る事を考えた
時に一番身近に感じる事ができます。しかも量産車とは違いレースで勝利する事を目的に限定して開発
された車、メーカーが勝つ為に専用開発した車、こんな車に乗る。これ自体が僕には楽しい事です。
10数年経過しても性能やデザインが少しも色あせない、逆に益々魅力的になった様な気がします。

 僕はこの車は生い立ちに興味はありましたが、Turbo車はあまり好きではありませんでしたので欲しい
とは思いませんでした。今まで一度もTurbo車を買った事がありません。

しかし一度、実物を目にしてしまったら・・・
 


購入について

 この車との出会いは2〜3年前になると思いますが、僕の日頃お世話になっている群馬県のツインカム
さんというお店でした。このお店は全国の色々な所からSevenやサンクやフェラーリが良く入って来ています。
社長自身がこの手の車が好きで技術的に頼りになるからだと思います。お店とは別の所にある倉庫には
サンクが2台、ヨーロッパが2台、ジャガーロードスターが1台等々宝の山です。しかし全て動かないので
興味の無い人にはガラクタに見えるでしょうね。ガンコオヤジですが、子供の様な面もある僕の好きな
タイプの人です。ある日遊びに行くとこのサンクがありました。前から誰にも売らないと言っていたので
存在自体は知っていましたが、一緒に乗って見ない?と誘われて同乗すると先ず外装と内装の綺麗な事に
ビックリし、加速に再びビックリしました。この車はたった1400ccながらルノーの210PSキットを
組込んであり、3500回転で片鱗を伺わせ4000回転位からは豹変します。この車は元阪神タイガースの
掛布さんが所有されていたらしいのですが、それ以降ずーっと大事にされていたらしく、程度はとても
良好でした。僕になら売っても良いとの事でしたが、その時は買うという金銭的な余裕がありませんでした。
結局、富山の方が長い間ラブコールしていてそちらに売れてしまいました。僕は心の片隅にこの車が残って
おり、お店に行くとたまにこの車の事が話題になりました。そんな昨年暮れに電話がありあのサンクが
戻ってきた、状態はあの時のままとの事でした。僕は金銭的な状態は前とさほど変わってませんでしたが、
その電話で購入する事を決めてしまいました。これを逃すともう乗れないのではと思ったからです。

 僕は自分の好きな車を手に入れる場合は、縁や運が大事だと思ってます。購入しようとする自分の
気持ちと、その対象となる車が実際に在るかどうか、この2つの要素が揃った場合に始めて手に入ります。
これが以外と難しいのです。妥協点を何処においているかでも変わってきますが、僕が買おうと決意して
から一番時間の掛かった車は2年間でした。その間欲しいという気持ちを持続できた事、そして対象となる
車の程度を妥協しなかった事、この2つが2年間持続できた事。こんな経緯で購入した車は極めて縁が
深いし、運が良かったと思えます。結果として愛着がわくのではないでしょうか?

 今回、僕が購入を決めてから最初に社長が言った事は保管場所の事でした、幸い去年の夏に鉄骨の
9m×7mのガレージをコンクリート打ちと柱の基礎以外は自作しましたので、保管には困りません
でしたが置き場所を指定するのです。直射日光の当らない所に置けというのです。内装の赤と青は色
あせしてる車が多いそうです。幸いこの車は10数年経てもほとんど新車同様に綺麗ですので、僕も
この状態を維持したいと思い、場所はこの車の為に確保しました。

 ちょうど納車になる頃、Auto Jumble誌さんで取材する話がツインカムさんにあり、僕も記念に
なるのではと思い快諾しました。特集されるとその車の生い立ちからの全てが解り、自分自身で調べる
手間が省けるのです。99年1月号を手にして見ると、表紙を飾ってました。これは本当に記念に
なりました。このAJ誌さんは縁があり前にもCOBRAの特集でお貸しした事がありますので記事
の内容は大体想像できたのですが、表紙になるとは思いませんでした。今回このキャロル.シェルビー社
のCOBRA427SCは手放し、この車が我が家にやってきました。今回この車を手に入れた事
によりHP作成を思いたった様な気がします。

この車はこれから色々楽しい(悲しい)事がある予感がします


現状のturboTの紹介

 この5ターボが78年パリ・サロンで発表され当時話題となったが、この時点ではエンジンも
リア・サスペンションも無しで展示されていました。完成品での発表は80年5月にモンレリーの
テストコースで実現しました。この時5台のテスト車が報道陣により初めて試乗されました。
この車が何故話題になったかというと、当時のルノー公団(国営企業)とルノー・スポールとの
共同開発で進められた訳ですが、生産車のデザインがコンペティション側の要求で決定されたのは
ルノー80年の歴史の中で始めての事でした。ちょっと見た目はルノー5ですが、パワーを前輪に
伝える事は不可能な為、フロントのエンジンを後部座席に移動させ2シーター、リアドライブに
改装されています。又、大幅に広げられたホイル・タイア・フェンダーの処理も巧くされ、ボディー
も同じプレスを用いて素材を薄肉鋼鈑やアルミ板に変更されている為に外観は面影を色濃く残して
います。エンジンを後部座席に移した結果、動的な重量配分は50:50の理想的なバランスを
持っている為、性能面では格段の進歩を実現しました。小さな車体で機動性を武器に戦う事を
狙った車です。

 僕のルノーの外観はカラーもモンレリーで発表された当時の物で忠実にそれを保ってます。
外装には2〜3ケ所問題が在りますが十数年の経過を考えれば仕方ないのかも知れません、今後の
課題としておきます。今解っている事はエンジンは210PSキットが組み込まれており、乗った
感じでもそのパワーを感じさせてくれます。それと結構良い音のFM付きのカーステレオが付いて
います(^o^)、誰がつけたのでしょう?
これは取りつけに苦労の跡が伺えます。本体の廻りは内装材と同様の素材を使い、さも純正品で
あるかのような収まりの良さを感じさせてます。僕なら着けませんが、あえて外さない事にします、
だって趣味の車でこんなの始めてだから。

 この車は今後、外観についてはノーマルを維持しようと思います。1つ気になるのは後輪の
タイヤとフェンダーの間の隙間です。チョット空き過ぎだと感じています。ボルトを長い物に交換し
スペーサーを入れてタイヤを外側に出して隙間が空かない様にする。又は、先日峠道で感じたタイヤ
性能に対する不満。やはり今風の性能の良いタイヤを選択したい衝動にも駆られそうですが、
その場合はインチ規格のホイールに変更しないとなりません。これはこの車が発表された頃はmm規格
の提唱がなされていて適用されてしまいました。その後元のインチ規格に戻ってしまった為、
ミシェランの古いタイヤ(TRX)位しか選択出来ません。
ノーマルの状態を維持したいが、タイヤの性能アップもしたい!、悩む所です。
これも今後の課題になります。


トラブル履歴

@ タコメーターの針が動かない〜!

 ある寒い朝、何気なくガレージに行ってエンジンを掛けて見るとメーターパネルがいつもと違う
雰囲気がした。ようく見ているとタコメーターの針が動いていないではないか。針は動くつもりは
あるようだ。動き出したくてプルプル震えている、そんな感じがした。さらにジックリ観察すると
メーターカバーに針が反って当っている。サンク乗りの関西に住むつじさんに、掲示板で質問して
みた所、良くある現象との事でカバーを少し浮かしギミにすれば解決するとのお答えを頂き、早々
とチャレンジした。(Internetはなんて便利なのだろうと痛感した)結果は解決出来ませんでした。
あまりに反っている為、浮かした位ではダメでした。

 こうなったら、針を手で元に戻すしかないと判断したが、この針は非常に細いピンでとまっている
為、手で曲げるのを断念し、ドライヤーで暖めながら慎重に元に戻す事で何とか解決しました。メーター
を良く見ると解りますが針を相当細いピンで止めています。前に一度このピンを折った事があり痛い
思いをしております。皆さんメーターの針にはうかつに触らない事をお進めします。まぁ、この程度
はトラブルでは無いと思ってます。

 

A 室内がガソリン臭いぞ〜!!!

 ポカポカしたある日、近所の本屋さんに出掛けた時に室内がミョーにガソリン臭く感じた。
これはエンジンが室内にあるからこんな物かと納得してしまったが、帰りにガソリンを入れてガレージ
にしまい。再び出掛ける時に床になにやら液体が溜まっているのを発見。僕はこのガレージは何かが
漏れた時に直ぐ発見できるように、床にはペイントを施してあった。これは掃除も楽だし、こういう
場合にはとても有効です。(こんな事はどうでも良かったですね)床にはなんとガソリンが溜まって
ました。  
ヒェー怖い!  恐ろしいー!

後ほど、画像付きで報告します。