榛名山の活動の始まりは数十万年前といわれています。
(榛名山の最高峰 掃部ヶ岳1448mなどの山頂や山腹の堆積岩や火山岩類
の傷跡などからだいたいの年数が分かる)2500m〜2800m級の円錐火山だ
ったそうです。
これが 第一世榛名山といわれ、火山の位置は今の榛名湖の中央より南より
にあったらしい!。この火山の誕生後 山頂部で大規模な爆発が繰り返され、
山頂部が吹き飛ばされ 低くなって大きなカルデラができた。火山の活動が止
まるとカルデラは風雨にさらされ、どんどん壊されていって その形が変わって
しまったらしい?掃部ヶ岳・杏岳・鏡台山・天狗山・音羽山・鷹の巣山などの山
々はカルデラの外輪山の老化したもの もちろん種山も!
今から45000年位前、第一期榛名山の残骸の中から噴火が始まり、小型の
成層火山が出来始め成長・・・・・・・・・・・・・・この第二期榛名火山は最後に南
側に火砕流を流出させ、その後山頂が陥没しカルデラができた。このカルデラを
氷室カルデラとよんでいます。今の榛名湖の東南にある氷室山とは違うそうだけ
どカルデラの中央部には第一期榛名湖といえる沼が有ったみたいです。天目山の
東南にある三ツ峰は、この第二期榛名山の終わりに生まれた氷室カルデラのなご
りだそうです。
ところが40000年前、氷室カルデラの中央部から噴火が始まり、大量の溶岩を流
出し、氷室山が誕生した。この火山が第三期の榛名山で、現在の氷室山がこの火
山の残骸なんだそうです。この氷室火山の大爆発の繰り返しによる火砕流は、南
斜面から現在の榛名町の丘陵、南ろくをつくった。そして火山山頂に陥没が起こり
山頂にカルデラができ、現在の榛名湖を取り巻く臥牛山・烏帽子・鬢櫛岳・天目山
は、この山頂カルデラの外輪山の老化した山々(山のおじいちゃん)。
やがて山頂カルデラの中から火山が 相馬山1409m、蛇ヶ岳、榛名富士1391m
で・・・これらの火山を第四世榛名火山といってカルデラの子墓地にたまった水が榛名
湖というわけです。
相馬山の誕生は11000年前で,の東側は誕生して間もなく大爆発を起こしてうしなっ
ていっる!そして北側も二つ岳誕生の時吹き飛ばされて失っている。相馬山に次いで
生まれた溶岩円頂丘が水沢山1194mだ!相馬山の誕生から千年遅れて10000万
年前にできたのが榛名富士、そしてそれより少し遅れて蛇が岳ができた。
今から1500年前相馬山の東側を吹き飛ばす大爆発が起こり、直径2000m大きな
楕円形の窪地ができ・・・・ 火砕流が北や東のほうへ流失し・・・ その後も小さな
爆発を繰り返し相馬山の北側で大爆発がおこった!!その被害は福島県まで及んだ
・・・伊香保町、渋川市、子持村付近では2m程の軽石をつもらせた。この大噴火の直
後の噴火で、2回目の火砕流が流れる出る小さな爆裂火口ができた。この火口の中に
できた溶岩円頂丘が二つ岳1345mなんだ。
噴火といえば天明3年(1783)の浅間の噴火も有名だけど6世紀二つ岳の出現の時
の噴火はその何百倍もの被害をもたらせた!伊香保という地名は噴火を神が怒ってい
るんだとして、神怒る山・・・イカホ(ホは山の嶺のこと・・・・)という地名がついたという話。
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