第一回遣米使節団員氏名(万延元年)
「77人のさむらいアメリカへ行く」レイモンド服部著 より一部修正(2010.2.28 最終)

しんみぶぜんのかみまさおき
正使 新見豊前守正興(外国奉行兼神奈川奉行) 40歳
みさきつかさまさおき
従者 三崎司義路(用人)           35歳
あらいみつぐさだかず
新井貢貞一(給人) 31歳
さやまはちろうさだかず
佐山八郎高貞           24歳
やすだぜんにちろうためまさ
安田善一郎為政             37歳
ほりうちしゅうごともはる
堀内周吾朝治       17歳
やながわけんざぶろうまさきよ
柳川兼Ξ郎当清      25歳
他に諸国より随従の従者
あらきかずえもんよしかつ
荒木数右衛門義勝(肥後熊本藩士)    25歳
たまむしさだいうやすしげ
玉虫左太夫誼茂(奥州仙台藩士)     37歳
ひだせんぞうまさただ
日田仙蔵雅忠(東海道程ヶ谷信濃坂住人) 44歳

むらがきあわじのかみのりまさ
副使 村垣淡路守範正(箱館奉行兼外国奉行兼神奈川奉行)  48歳
たかはしもりのすけつねはる
従者 高橋森之助恒春(用人)         43歳
ののむらいちのしんただざね
野々村市之進忠実            43歳
にしむらきんごろうながただ
西村金五郎長忠            35歳
よしかわきんじろうただのぶ
吉川金次郎謹信             16歳
諸国より随従の従者
あやべしんごろうゆきすけ
綾部新五郎幸佐(肥前蓮池藩士)     29歳
ふくむらいそきちむねあき
福村磯吉宗明(三河吉田出身福谷啓吉(肥前佐賀藩 精錬方)   42歳
まつやまよしじろうよしのり
松山吉次郎好徳(上総の産江戸住)    59歳
たにぶんいちろうふみかず
谷文一郎文一(画師谷文晁の孫)     35歳
すずきいわじろうかねよし
鈴木岩次郎金令             23歳

おぐりぶんごのかみただまさ            おぐりこうずけのすけ
監察 小栗豊後守忠順(定員外目付役、後の小栗上野介) 32歳
よしだこうぞうのぶしげ
従者 吉田好三信成(用人)              35歳
つかもとまひこつとむ
塚本真彦勉              29歳
えばたゆうぞうひさかた
江幡祐造尚賢(常陸出身)           29歳
みよしごんぞうよしみち
三好権三義路              24歳
ふくしまけいざぶろうよしこと
福島恵三郎義言             19歳
みむらこうじろうひできよ
三村広次郎秀清             17歳
諸国より随従の従者 
きむらてつたよしなお
木村鉄太敬直(熊本藩士)       31歳
さとうとうしちのぶあり
佐藤藤七信有(上州権田村名主)     54歳
きむらあさぞうまさよし
木村浅蔵正義(備前御野郡木村)     26歳
外国方
なるせぜんしろうまさのり
外国奉行支配組頭  成瀬善四郎正典       39歳
つかはらじゅうごろうまさよし
外国奉行支配調役 塚原重五郎昌義       36歳
ほうじょうげんぞうかん
成瀬従者 北条源蔵煥(長門萩藩士)      32歳
やまだうまじろうきよたつ
 同    山田馬次郎清樹(土佐藩士)     30歳
ひらのしんぞうのぶしげ
 同 平野信蔵信茂(下総佐原)      32歳
しまとさはちよしよし
塚原従者 島東西八芳義(備前佐賀藩士)〈別名 本島喜八郎・本島八郎芳義〉 30歳
たにむらそうすけかつたけ
 同    谷村左右助勝武(上州館林藩士)   29歳
よしださござえもんひさみち
外国奉行支配定役 吉田佐五左衛門久道      40歳
まつもとさんのじょうはるふさ
 同        松本三之丞春房       30歳
きししんぺいしげみつ
吉田従者  岸珍平重満(紀州出身)       31歳
おおはしげんのすけげん
松本従者 大橋玄之助玄(武州熊谷在井村出身江戸在住)  22歳
なむらごはちろうもとのり
定役格通詞  名村五八郎元度          34歳
たていしとくじゅうろうながひさ
長崎和蘭通詞  立石得十郎長久         32歳
たていしおのじろうのりゆき
無給通詞見習  立石斧次郎教之         17歳
この三人の従者として
かたやまとめきちたけとみ
名村家来  片山友吉武富(摂津有馬郡下村)   27歳

勘定方
もりたおかたろうきよゆき
勘定組頭  森田岡太郎清行           49歳
ひろせかくぞうかねあき
従者  広瀬格蔵包章(甲斐八代郡市川)     50歳
いしかわかんきちかつみ
石川鑑吉克己(江戸飯田町)       35歳
かのうしょうぞうさだやす
狩野庄蔵定安(奥州盛岡藩士)      34歳
みうらとうぞうみちかた
三浦東造道賢(出羽由利郡矢島村)    34歳
ごみやすろうえもんはりもと
五味安郎右衛門張元(甲斐巨摩郡藤田村) 61歳
ますずしゅんじろうひさとし
勘定組支配普請役  益頭駿次郎尚俊       32歳
つじよしごろうのぶあき
 同        辻芳五郎信明        30歳
さのていすけかなえ
益頭従者  佐野貞輔鼎(加賀藩士)       30歳
なかむらしんくろうのぶなか
辻従者   中村新九郎信仲(武州行田)     27歳

目付方
ひだかけいざぶろうためよし
徒目付  日高圭三郎為善 24歳
おさかべてつたろうまさよし
 同   刑部鉄太郎政好            37歳
いとうきゅうざぶろうかずつら
日高従者  伊藤久三郎一貫(江戸本所)     23歳
いはらくまぞうはるたか
 同    庵原熊蔵春孝(相州津久井郡県村)  28歳
さとうえいぞうまさゆき
刑部従者  佐藤栄蔵政行(江戸)        32歳
こいけせんじろうみつよし
 同    小池専次郎光義(肥前佐賀藩士 蘭学方小出千之助 29歳
くりしまひこはちろうしげまた
小人目付  栗島彦八郎重全           49歳
しおざわひこじろう
 同    塩沢彦次郎(不詳)         34歳
さかもとたいきちろうやすよし
栗島従者  坂本泰吉郎保吉(武州八王子千人町) 20歳
きむらでんのすけまさのり
塩沢従者  木村伝之助正盛           28歳

医師(すべて漢方医)
みやざきりゅうげんまさよし
本道寄合医師  宮崎立元正義          34歳
かわさきどうみんつとむ
御雇医師  川崎道民勤  (肥籐佐賀藩医)           30歳
さいとうごいちろうただざね
宮崎従者  斎藤吾一郎忠実           30歳
しまうちえいのすけかねたか
川崎従者  島内栄之助包考 (肥前佐賀藩 火術方) 28歳
むらやまはくげんあつし
御番外医  村山泊元敦             32歳
おおはしきんぞうたかみち
村山従者  大橋金蔵他隆道           50歳

御賄方     やまもときさぶろう
伊勢屋山本喜三郎(外国方小買物御用達伊勢屋平作手代) 49歳
かとうそもうまさひで
加藤素毛雅英(飛騨益田郡下原村大庄屋次男)  32歳
さとうつねぞうひでなが
佐藤恒蔵秀長(豊後杵築藩士)         37歳
いいのぶんぞう
飯野文蔵(江戸)               35歳
   はんじろう
下男 船乗半次郎(武蔵久良郡金沢野島村)   55歳
   てつごろう
同   船乗鉄五郎(武蔵金沢出身江戸在住)   22歳
※ 下男半次郎は海上で梅毒を発しサンフランシスコから帰国、帰航の途中ホンコンで日本漂流漁夫亀五郎乗船
※ 佐賀藩 秀島藤之助は咸臨丸で木村の従者として
倉渕より小栗上野介情報