視覚障碍者がインターネットにアクセスできることで、さまざまな情報の受信や発信、検索、メール、ショッピングなど、趣味や必要な情報が入手できるようになりました。
しかし、昨今のホームページの多くが、動画や画像を取り込んだビジュアル志向のページ作りをしていることで、せっかく目的のページにアクセスしたのに、音声ブラウザでは全く内容を確認することができないと言う状況が増えています。テレビやラジオ関連の放送局の中にもアクセスするためのバリアが存在するところも多数存在しています。
また、文法的には正しい物の、どこのページに入っても左、あるいは上に配置されたメニュー項目を設置しているところが多く、ジャンプ機能に対応していない読み上げソフトでは肝心な内用までなかなか辿り着けない状況も見られます。
個人や企業のページは、その制作者や管理者の意向もあると思われ、デザインや企業イメージなど、ある面ではそのようなページ作りも仕方のないことと感じることもありますが、一般の人が広く情報を入手できるはずの政府や、官庁、市町村などの公共機関のページの多くが我々のアクセスを阻んでいます。
おまけに、せっかく資料やデータ、電子本などをダウンロードできてもpdf形式のファイルになっており、使用ソフトの環境に寄っては音声では読むことができません。最近のスクリーンリーダーではpdf形式のファイルを読み上げる機能が付いていますが、著作権保護のかかったpdf形式ファイルは読めません。
音声で快適に読めるデータは、テキスト形式のファイルが望ましいです。電子本に関しては、出版社や作家の著作権が関係するので、何でもテキスト化できるとは思っていませんが、個人的には例え有料のデータでもテキストの図書を読みたいものです。
ホームページのビジュアル化は、時代の流れで、そして製作の過程でどうしても必要だと思いますが、そのページに例えば、
と言うような、ほんの少し配慮していただくことで、音声ブラウザでも閲覧しやすいページになることと思います。
以下に、アクセスしにくい、読みにくいページを作らないための希望を書いておきます。☆ 補足。
*1 現在、「ページ内リンク」に対応しているスクリーンリーダーやホームページ読み上げソフトが主流となっているが、古い環境を使い続けているユーザーの場合は未対応の徐ソフトを使用している可能性がある。
*2 最新版のスクリーンリーダーではjavaスクリプトやフラッシュのページを読み上げできるものもあるが、誰もが最新の環境を使っているとは限らない。
(今時WindowsXP以前のユーザーは存在しないと思われるが、まだまだXPが発売された当時の古いソフトを使い続けているユーザーも存在する。)
*3 例えば、ショッピングサイトに寄っては、折角お目当ての商品を購入しようと購入手続きを開始しても、注文確定のボタンがキーボードでは操作できず、購入を断念するケースもある。
(ALTタグが無いのはまだ良い方で、中にはキー操作可能なリンクさえも存在しないショッピングサイトもある)
以上、個人的な希望も含めて書きました。
これをすべて実行すると、「好みのページ作りができない」と言われそうですが、ほんの少し手を加えるだけ、あるいは別ページやリンクを付けることで実現可能だと思われます。そして、視覚障碍者にアクセスしやすいページは、高齢者や古い携帯端末利用者のアクセスも容易にすることと思います。