第5章 人々との交流
 
 彦九郎と交流をもった人々は多岐に及び、日記に細かく記されています。公家・諸藩士・文人・儒学者・国学者・蘭学者などの知識人のほか、その土地の町人・商人・工人・農民などあらゆる階層にわたっています。彦九郎は、行く先々で次々と新たな交流を生み出していきました。

 江戸では、蘭学者の
前野良沢宅に寄寓し、深い関わりを持ち交流しています。このほか菅野綸斎細井平洲簗次正長久保赤水大槻玄沢岡田寒泉服部栗斎賀茂季鷹らと交流しています。

 水戸では、
立原翠軒藤田幽谷木村謙次らと、米沢では上杉鷹山莅戸大華神保綱忠、仙台で林子平と交流しています。

 京では、白木屋主人大村彦太郎や公家の
岩倉具選の宅に長く寄寓し、芝山持豊高辻胤長伏原宣條のほか、高芙蓉池大雅柴野栗山股野玉川蠣崎波響らと交流しています。

 九州では、富田大鳳
樺島石梁赤崎海門藪孤山脇愚山広瀬淡窓らと交流しています。
 
高山彦九郎交遊録
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