小学校理科でのデジタルカメラ活用例













 観察をする時には,スケッチをさせますよね。スケッチをさせることが目的の授業では,もちろんスケッチをさせなければなりません。

 しかし,植物の成長の様子を調べさせるときには,何を描いたのだかわからないようなスケッチをいくら並べても変化の様子に気づかせることは難しいですよね。

 こんなときにデジタルカメラの画像を使えば一目瞭然。変化の様子に注目させることができます。

 デジタルカメラの画像は,教室にあるテレビに映すこともできます。お手軽でしょ?

アブラナの花の写真です。








 右の写真は,アサガオの花粉です。普通の顕微鏡と普通のデジタルカメラで撮影しました。

 アサガオのおしべにセロハンテープの粘着面をつけると,簡単に花粉を収集できます。そのままスライドガラスに貼り付ければ,プレパラートの出来上がり。

 顕微鏡で見ながら,スケッチをさせますよね。ここでもデジタルカメラの登場!接眼レンズにデジタルカメラのレンズをつけてみて下さい。液晶モニターに顕微鏡の中が映し出される場所があるはずです。(微妙な調整が必要です。)

 三脚やセルフタイマーをうまく利用すると,上手に撮れますよ! 

100倍で撮影したアサガオの花粉です。





 この撮影には,天体望遠鏡なんか使っていません。300万画素程度のデジタルカメラと太陽の観察に使う遮光プレートだけです。

 デジタルカメラの光学ズームを最大にし,画質を最高に設定します。こうすると,非常に大きいサイズの写真が撮れます。絞りやシャッター速度が変更できるといいですね。

 でも,太陽はそれほど大きく撮れるわけではありません。大きな写真の真ん中に小さく写っている太陽をトリミングしたのが右の写真です。(リサイズしていません。)

 デジタルカメラのCCDに直接日光を当てると焼き付をおこすことがあるので注意してください。

部分日食の写真です。

トップページに戻ります。