空気には重さがあるの?
私たちの身のまわりにある空気。透明で,においも感じません。
空気があることを意識するのは,風が吹いたときくらいかな?
透明でつかみ所のない空気ですが,実は重さがあるのです。
私たちが暮らしている地表面では,1リットルの空気はおよそ1.2グラムの重さを持っています。
1立方メートルではおよそ1.2キログラムにもなります。
小学校の教室の多くは,横が7メートル,縦が9メートル,高さが3メートルほどです。
教室内にある空気は,およそ7×9×3=189立方メートルになります。
ということは,教室内にある空気の重さは,およそ227キログラムになります。
大相撲の力士よりも重いんです。みんなそんな重さを感じませんよね。
空気の重さをはかるには,空になったスプレー缶を使う方法がよく使われます。
1.空のスプレー缶に空気入れをつなぎ,たくさんの空気を押し込む。
2.空気を入れた状態で重さを厳密にはかる。
3.水上置換(水と空気を入れ替える方法)で,スプレー缶から1リットルなど一定量の空気を出す。
4.空気を出した後の重さを厳密にはかる。
こうすると,1リットルの空気の重さが求められます。
ただし,空気の密度(一定量あたりの重さ)は,温度や気圧によって変化します。
ためしに,「空気 1リットル 重さ」と入れて検索エンジンで検索してみてください。
約1グラム〜約1.5グラムまで,いろいろなページが見つかりますよ。