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Wing-SK標準版マニュアル

 Wing-SKの標準版の動作仕様の概要を以下に述べる。
 

1 動作モードの選択
 Wing-SKの電源スイッチを[ON]すると、「ピーピー」という音響とともにLED(発光ダイオード)が点滅する。
 この状態はWing-SKの8種類の動作モードを選択する状態である。
 この状態で、SW1からSW8に接続したスイッチを[ON]すると、表1に示すようにそれぞれのスイッチに対応した各【動作モード】に移行する。

  表1.動作モードの選択
SW1 【動作モード1】
SW2 【動作モード2】
SW3 【動作モード3】
SW4 【動作モード4】
SW5 【動作モード5】
SW6 【動作モード6】
SW7 【動作モード7】
SW8 【動作モード8】
 
 なお今回は8種類の機能をサポートしているが、これらの機能はWing-SKの制御プログラムを書き換えることにより自由に変更が可能である。
 
2 キーボード・ナビゲーション対応機能
(1) 複数スイッチ逐次走査方式 (Step scanning mode)
【動作モード1】
 キーボード・ナビゲーション対応して、複数スイッチ逐次走査方式で動作する。
 8個のスイッチ端子に接続されたそれぞれの操作スイッチは次ような信号を送出する。

      動作モード1、複数スイッチ逐次走査方式
SW1  [Enter]
SW2  [Tab]
SW3  [Sift]+[Tab]
SW4  [Shift]+[Ctrl]+[Tab]
SW5  [Backspace]
SW6  [Shift]+[Backspace]
SW7  [Ctrl]+[N]
SW8  [Ctrl]+[P]
 
<注>各操作スイッチをONすると対応した信号が1回送出される。また、スイッチをONした後、スイッチをOFFし再度ONしないと次の信号が送出されない。これは不随意な操作を配慮した仕様である。
<使用例>SW1とSW2を使用した2点入力の逐次走査方式、SW1、SW2、SW3を使用すると3点入力の逐次走査方式、以下同様に8点までの逐次走査方式として使用することができる。
 
(2) 1点スイッチ自動走査方式 (One Switch Automatic scanning mode)
【動作モード2】
 キーボード・ナビゲーション対応して、1点スイッチ自動走査方式で動作する。
 各操作スイッチは次ような信号を送出する。

 動作モード2、1点スイッチ自動走査方式
SW1  [Enter]
SW2  ON{Tab}>OFF[Enter]
SW3  ON{Sift}+{Tab}>OFF[Enter]
SW4  ON{Shift}+{Ctrl}+{Tab}>OFF[Enter]
SW5  ON{Backspace}>OFF[Enter]
SW6  ON{Shift}+{Backspace}>OFF[Enter]
SW7  ON{Ctrl}+{N}>OFF[Enter]
SW8  ON{Ctrl}+{P}>OFF[Enter]


<注>SW2 :ON{Tab}>OFF[Enter]は、SW2をONの状態にホールドするとTab keyが連続して送出され、その状態でSW2をOFFするとEnter keyが送出されることを表現している。SW3〜SW8についても同様である。
<使用例>SW2のみで1点スイッチ自動走査・自動確定方式として使用する。また、必要があればSW2とSW3を使用して2点スイッチ自動走査・自動確定方式としても使用できる。以下、SW4〜SW8の使用についても同様である。 

(3) 複数スイッチ自動走査方式(Multi Switches Automatic scanning mode)
【動作モード3】
 キーボード・ナビゲーション対応して、複数スイッチ自動走査方式で動作する。
各操作スイッチは次ような信号を送出する。

 
動作モード3、複数スイッチ自動走査方式
SW1  [Enter]
SW2  ON{Tab}
SW3  ON{Sift}+{Tab}
SW4  ON{Shift}+{Ctrl}+{Tab}
SW5  ON{Backspace}
SW6  ON{Shift}+{Backspace}
SW7  ON{Ctrl}+{N}
SW8  ON{Ctrl}+{P}

<注>SW2 :ON{Tab}は、SW2をONした状態でTab keyが連続して送出されることを表現する。以下、同様である。
<使用例>SW2により自動走査方式で選択し、SW1で確定する2点スイッチ自動走査・逐次確定方式として利用する。SW3からSW8も同様である。

3 キーボード・ナビゲーション以外の対応機能
(1) Macintosh Switch Interface互換(逐次走査方式)
【動作モード4】
 Macintosh Switch Interface (Don Joanson製)と同等な信号をシリアルキーから入力する。

 
動作モード4、Macintosh Switch Interface互換
SW1  [Enter]
SW2  non
SW3  non
SW4  [Mouse Crick]
SW5  [0]
SW6  [1]
SW7  [2]
SW8  [3]

<注>Macintoshで使用するときには、Macintosh SerialKeysを実行して使用する。
 なおこの機能はWindowsにおいても同様に動作する。
 
(2) ジョイスティック・インターフェース互換(逐次走査方式)
【動作モード5】
 PC98シリーズの「ジョイスティック・インターフェース」と同等な信号をシリアルキーから入力する。

 
   動作モード5、ジョイスティック・インターフェース互換
SW1  [Enter]
SW2  [2]
SW3  non
SW4  [4]
SW5  [Space]
SW6  [6]
SW7  non
SW8  [8]

<使用例>ジョイスティック・インターフェース「β98」などに対応してN88BASICなどで作成された多くの学習用ソフトウェアや、
 東京都の窓口君ワールド
シリーズなどの学習用ソフトウェアに使用する。
 
4 その他の機能
 以下の機能は、Wing-SKによりデジタルカメラや赤外線コントローラを制御したり、電動玩具などを連続して動かしたり(ラッチ)、一定時間動かしたり(タイマー)する機能である。
 
(1) デジタルカメラの撮影制御機能
【動作モード6】
 デジタルカメラ、カシオQVシリーズのシャッターを外部スイッチで可能にする。
 
動作モード6、デジタルカメラの撮影制御
SW1  non
SW2  non
SW3  non
SW4  non
SW5  non
SW6   撮影(シャッターON)
SW7  再生+(未対応)
SW8  再生−(未対応)

<注>Wing-SKとデジタルカメラとの接続は、QVリンクに付属する専用ケーブルを使用する。
 必要であれば、オート・パワー・オフ機能を解除して使用する。
  なお、SW7、SW8の再生機能はこのバージョンではサポートしていないが、可能である。

 (2) 赤外線コントローラの制御機能

【動作モード7】
 多機能赤外線コントローラCrossam2+を制御してTVを操作するモードである。

 
動作モード7、赤外線コントローラ制御
SW1  {ON>[P:on],ON[P:off]}
SW2  {ON>[VR:up]}
SW3  {ON>[VR:down]}
SW4  {ON>[ch:up]}
SW5  {ON>[ch:down]}
SW6  {ON>[ch:1.3.4.6.8.10.12]}
SW7  {ON>[ch:1.3.4.6.8.10.12],ON>[P:off]}
SW8  {ON>[P:on,ch:1],ON>[ch:2.3.4.6.8.10.12],ON>[P:off]}

<注>SW7の{ON>[ch:1.3.4.6.8.10.12],ON>[P:off]}は、SW7を[ON]すると1チャンネルの信号が送出される。
 さらに[ON]すると逐次3.4.6.8.10.12チャンネルの信号が送出され、12チャンネルの次には電源OFFの信号が送出さる。
 再度スイッチを[ON]すると最初から繰り返すことを示している。他の表記も同様である。
<使用例>Sony製の新しいTVの機種は、電源がOFFの状態のときに1チャンネルの信号を送出すると、電源がONになり1チャンネルが選択される機能がある。このようなTVにはSW7を使用する。このような機能でないTVは、SW8を使用する。
 
(3) ラッチ&タイマー機能
【動作モード8】
 操作スイッチにラッチ機能やタイマー機能を付加する。
これらの機能は、操作スイッチを[ON]してすぐに放しても、操作スイッチを[ON]の状態に保持しても同様に動作する。

 
動作モード8、ラッチ&タイマー機能
SW1  Timer 1sec.
SW2  Timer 2sec.
SW3  Timer 4sec.
SW4  Timer 8sec.
SW5  Timer 15sec.
SW6  Timer 30sec.
SW7  Timer 60sec.
SW8  Latch

<注>Wing-SKのOUTコネクターがリレーの出力となる。リレーの負荷電圧は20V以下、負荷電流は1A以下で使用すること。
<使用例>電動玩具などの制御に使用する。
 

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