第49回アミューズメントマシンショーレポート

 9月15日〜17日(一般日は17日)に、千葉の幕張メッセ9〜10ホールで第49回アミューズメントマシンショーが開催されました。今年は同じ幕張メッセ東京ゲームショウが開催され、まさかの同日開催となりました(ゲームショウは1〜8ホール)。過去に同日開催になったのは2002年で、この時は開催場所が違っていました(AMショービッグサイトゲームショウ幕張メッセ)。今年は同じ場所での同時開催という事で、来場者がゲームショウ吸われてしまうのでは…と心配しましたが、実際はいかに…!?

 朝、早起きができず始発に乗ることができませんでした。その為、会場に着いたのが朝8時を回った辺り。しかし、今回はゲームショウと同時開催で来場者のほとんどゲームショウ流れていきAMショーの待機列は写真の通り、人がかなり少なくなりました。8時過ぎで列に並んで、私の前には300人程度…正直、少なくなるのは予想してましたが、思ってた以上に人が少なかったです。

 AMショーが10時から始まり、ブースを回ってる所でふと外を見てみると、ゲームショウの参加者列が大変な長さになってました。この日は朝方のゲリラ豪雨で蒸している状態で天気が急に回復したお陰で不快指数が鰻登り

 それに対し、AMショーの会場内はクーラーが程よく効いていて過ごしやすかったです。人も少なかった事も重なって、ブースを見て回るのもすごく楽でした。しかし、午後からはゲームショウから人が流れてきたのか、少しずつ混んできました。

 今回も、プレイしたゲームの感想を中心に思った事を書いてみようと思います。参加企業がだいぶ少なくなっている為、あまり色々と書けず短くなりそうですが、よろしくお願いしますね。

<< 注意! >>
 残念ながら今回もこのページにはコナミの記事はありません。コナミ自体が出展していませんでしたので。
 BMIIDXポップンDDRといった音ゲー、メダルゲーム、ビデオゲーム等、コナミの記事は一切ありませんので、注意して下さい。
 やっぱりコナミがいないと寂しいですね…音ゲーやメダルで結構試遊できるし。


懐かしのゲームがセガメダルで復活

 今回もセガ一番広い小間を取り、色々なゲームを出展していました。そんな中で、懐かしいゲームを発見!

 1986年に出たファンタジーゾーン、当時は横スクロールシューティングでしたが、今回はメダルゲームとして復活しました。

 メダルdeファンタジーゾーンは、システム的に現在稼働中のアミー魚系とほぼ同じで、1つの画面を4人で共有してプレイ。通常パートは編隊でやってくる敵をショットでやっつけますが、移動できるのは隅っこの限られた所。なので、遠くの敵はショットが届かず倒せませんが、時々出てくるショップでパーツが当たると(こちらで選択できずルーレットでパーツが決まる)レーザー5WAY16tなどで敵を一掃できたりします。

 ボスパートになると、移動制限が解除されて画面内の好きな所へ移動でき、参加者で協力してボスを倒します。攻撃パターンは当時そのままで、昔プレイした事のある人なら懐かしいと思うハズ。BGMも当時そのままのものを使っているので、曲を聴く楽しみもあると思います。当然自機の当たり判定はあり、攻撃を喰らうと数秒の間動きが取れなくなりショットも撃つ事ができなくなります。稼ぐ為には、しっかりと敵の攻撃を避けつつ撃ち込む事が肝心です。

 メダル1枚で10発撃て、編隊を組んだ敵を倒すとランダムでメダルの破片が出て、これを8枚集めると1枚払い出しという設定。ボスは倒している間は消費しまくりですが、倒した時に多量のメダルが出てくるので、これを回収して大量メダルゲット、という流れになってます。

 当時を知る私としては本当に懐かしく感じたこのゲーム、セガもまた絶妙なチョイスをしてくれました。

 Project DIVA Arcadeは相変わらずの大人気で、現在稼働中なのに長蛇の列が出来ていました。その中で、1台だけデラックス筐体?があり、普通のアーケード筐体の横に、人の背丈くらいの大きなスピーカー4台と上部に大きなギャラリー用モニタ。いかにもイベント用って感じで豪華仕様で試遊させていました。

 前回のAOUに引き続き、Star Horse3が試遊台で設置されていました。ステージイベントでは、お笑いのデンジャラスが実際にプレイをして解説してました。

 ボーダーブレイク エアバーストでは、白石稔さんが実際にプレイして参加者と対戦していて、それを見る観客で賑わってました。

 今回もセガは色々なゲームを出展して楽しませてくれました。メダルdeファンタジーゾーンが楽しい…というか懐かしくて、何回か並んで試遊したし、次回もまた楽しませてくれるブースを期待しましょう。


アーケードでもモンハンカプコンアイルーもいるよ!

 隣のゲームショウでは大きく小間を取ってモンハン3Gを試遊させていましたが、AMショーでもモンハン関連のゲームを2点ほど出展していました。両方ともメダル系のゲームで、1つはオーソドックスなプッシャー系のメダルゲーム、もう1つは…

 アイルーをメインにしたモンハン日記 すごろくアイルー村は、先ほどのセガにあったメダルdeファンタジーゾーンと同様に、ゲーム内でメダルを稼ぐゲーム。1つの画面を4分割にして、それぞれバラバラにゲームをプレイ。自機は画面下で横に動かし、横から出てくる樽を撃って壊し、メダルが出れば払い出し、サイコロが出れば画面上ですごろくが始まり、止まったマスによってミニゲームが発生。そのミニゲームに成功すれば大量メダルがゲットできます。

 メダル1枚で1発なので、メダルdeファンタジーゾーンと違ってムダ撃ちが出来ないシビアな感じになってますが、ミニゲームでのリターンがそこそこあるので、どんどんメダルが飲まれていく…って事は無さそう。撃ち逃しを極力少なく抑えれば少ないメダルで長くのんびり遊べるかも。

 カプコンといえば格ゲーですが、今回はメダルゲームのみの出展。でも、モンハン効果で待機列は終日程よく混んでました。


No考ゲーム色々タイトーNESiCAxLiveも稼動

 一番混んでたのはペルソナ4格ゲー。今回のAMショーはテーブルゲーム自体が少なく格ゲーも無かったのと、システム的にギルティブレイブルーに近い事もあって、興味のある人が押し寄せた感じです。何でこの時期にペルソナ4?って思いましたが、今度の秋アニメでTBSが放送するみたいなので、この影響かな?

 前回のAOUでは展示のみで試遊できなかった超ちゃぶ台返しが、今回は試遊できる様になってました。巨人の星コラボという事でムダに色々と期待してしまいますが、ここで見た感じではコラボしているのはゲームスタート前の説明で星一徹が出てくる事、ゲームの結果が細かいスコアじゃなく評価に分かれて、その時の評価によってキャラクターが出てくる所、それだけ。ゲーム内容は前作と同じで、ひっくり返すシチュエーションも同じ。折角巨人の星とコラボしているなら、シチュエーション選択にあのお茶の間風景完全再現してくれればいいのに…出回る時には追加されると良いんだけどな。

 マジカルミュージックは、システムがミュージックガンガン2そのままで、ガンじゃなくなってタッチスクリーンになった感じ。プレイ時に画面へ思いっきり近づいた状態で、筐体に置いてあるステッキ2本を両手に持ってプレイ(素手でのタッチも可能)。曲に合わせて円形に出てくるオブジェクトにタッチしていったり、矢印に合わせてドラッグしたり…ミュージックガンガン2をプレイしている人なら、システム的にすぐに飲み込める内容です。今風だな〜って思ったのが、選曲の中にAKB48が3曲ほどあった事。ファンの中には「極めてやる〜!」って気合い入れる人が出てきそうだな。

 私もミュージックガンガンを初代からプレイしているので、システム的にはすぐに飲み込めましたが、画面が近いという所に違和感がありましたね。違和感というか、視界の外にオブジェクトが来ると何もできないのが辛い。特に画面右端=>左端と来られると、初見では全く反応できない。右に視界が移ってる間に左側は全く見えなくなるので、そこにオブジェクトが来た事すら分からない。これはちょっと初見泣かせな感じかな…。

 この筐体はかなりコンパクトになっていて、ゲーム画面はプロジェクタ投影になっています。「プロジェクタ本体はどこ?」って思いますよね。本体は、筐体上部にあって、スクリーンに対して斜めに投影しています(写真上部に明るい所がありますが、そこから投影している)。斜めに投影すると、普通なら台形になって映像が歪んでしまいますが、そこは特殊なレンズか何かでうまく投影できる様になっています。この技術、これからも色んな所で使われそうです。

 タイトーは大型筐体ものからテーブルゲームまでバランスよく出している所が良いですね。これからも頑張ってもらいたいです。


続編中心ナムコ太鼓も遂にオンライン化へ

 今回のナムコ続編物が多かったです。湾岸ミッドナイト4鉄拳タッグトーナメント2太鼓の達人…。新規に比べて客層がある程度固定されてるので、続編の安定感もあって手を出しやすいのかもしれないですね。

 その中で、太鼓の達人はナンバーが取れました。今度は曲がオンラインで配信されて、バージョンアップを待たずに曲が増えていく様です。オンラインでデータのやりとりが出来るという事で、バナパスポートカードに対応してポイントを貯めて隠し曲を解禁させたりキャラの衣装を変えたり…DDRの様にプレイ記録も残せる様になれば、インターネットランキングやライバル対戦なんかも出来るようになるのかな。

 現在稼働中のデッドストームパイレーツ3Dになり大型筐体になって出展されていました。入口が2つあって、試遊と視聴で分かれてました。試遊の方に並べば実際にゲームがプレイできて、視聴はそのプレイを見るだけって感じだったのかな。

 


プライズフェア

プライズものを複数のメーカーで色々と展示しているブースです。簡単に紹介してみます。

 バカテスの時計や大型バスタオル。秀吉かわいいよ秀吉

 化物語。前回のレールガンと同じ全方向スピーカーがありました。

 イカ娘2期も始まるし、再び盛り上がりそう。

 花咲くいろはタイトーからジャンボクッションが展示されていました。

 まどマギキュウべえものすごく出来がいいんだけどw

 

 まどマギのメインキャラ色々なんだけど…き…杏子は…どこ…。・゚・(ノД`)・゚・。

 RewriteKEYのゲームって結構プライズ化される事が多いですね。過去にもクドリャフカで色々出てたし。

 電波女と青春男エリオ。なかなか出来がいい。

 ゆるゆりあかりちなつの抱き枕。最近は大型シーツや抱き枕が流行り…?


おまけ

 今回、テーマ展示でゲームの歴史のプチコーナーが出来ていました。

 実は今回一番プレイしたかったアフターバーナーII。残念ながら展示のみでしたが、実機で動いている所を久しぶりに見て嬉しかったです。

 トラックボールでプレイするサッカーゲームのテーカンワールドカップテーカンとは、今のテクモの事。テーカンから商号変更してテクモになりました。


最後に…

 今回もセガブースの最後は恒例のH.ライブ。私もこれを見てAMショーの最後に盛り上がる事ができました。やっぱり最後はこれを見ないと落ち着きませんね。

 今年は9年ぶり東京ゲームショウ同日開催となりましたが、入場者数は前回と比べて業者日で減少したものの一般公開日では3割増えました。
 会場に着いて、朝の入場待ちの人数を見てゲームショウ人を持って行かれたと思いました。普段からAMショーは人が少なかったですが、いつもより遅い時間に着いているのに、いつも通りの混雑…人の数が明らかに少なかった。
 特に感じたのが、幕張駅から会場へ行く通路。途中でAMショーゲームショウで行く方向が分かれましたが、ほとんどの人ゲームショウへ向かい、AMショーへ向かったのは1割に満たない程。

 AMショーが始まると、会場内に人がほとんどいない状況。どこに行っても列が少ししかできてなくて、試遊したいゲームへ気軽に並んでプレイできる、本当に恵まれた環境でした。それが変わってきたのが午後あたり
 家族連れはプライズフェアや各メーカーのプライズコーナーに長蛇の列を作り、その辺りはいつも通りだな…って思ってましたが、午後になって短かった試遊台の待機列が長くなり始めました。明らかに人が多くなって、通路にも人が目立つ様になり、いつも以上に人が多くなった様に感じました。朝一でゲームショウに行ってた人がAMショーに流れてきたのでしょう。遅く入場した人に対して入場料を割引(14時以降は500円)していた事も追い風になったんじゃないかな。

 主催者的には、ゲームショウから人が流れて入場者数が増えたので、同日開催は成功と捉えられていると思います。次回はまた同日開催になるかどうかは分かりませんが、もし今年と同様に同日となった時は、お互いに協力して共通入場券を是非作ってもらいたいですね。最近のAMショーは1日かからず主立った所は回れています。もしお互いの入場が自由にできれば、AMショーで回り切れたらゲームショウへ移動して、最後のH.ライブを見に再びAMショーに戻ってくる、こんな事も可能になります。これは是非検討してもらいたいですね。

 という訳で、AMショーのレポートはこれで終了。この後はゲームショウのレポート作成に入りますので、出来たらまた見に来て下さいね。


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