東京ゲームショウ2008 レポート

中央エントランスにあった看板

 10月9日〜12日(9,10日はビジネスデー)に、幕張メッセの1〜8ホールを使って東京ゲームショウ2008が開催されました。前回は9月開催という事で残暑が辛かった時期でしたが、今年は秋が深まろうとした時期だったので待ち時間は快適でしたが…1日目は残念ながら。天気予報では「お守りの傘」と言われてたので、ひょっとして降るかも?って感じでしたが、家を出た時は青空も少し見えて大丈夫かな〜って思ってました。しかし、大宮の手前あたりからモヤがかかり始め、都内へ入った時には雨が降ってました。でも、行くのは千葉だし、天候も変わるよね…と淡い期待をしていましたが、結局幕張に着いた時点でも雨は降っていました。

  

 今回は、ちょっと写真が少なめになっています。と言うのは、今まで目的がハッキリとしてなくて何となく行ってた所があって、結構空き時間ってあったんですよ。その合間を使って色々と写真を撮っていたのですが、今回はやってみたいゲーム・見たいステージイベントとかを中心に動いていたので、空き時間はほとんどありませんでした。そんな訳で、ブースの写真は撮ってきましたが、ゲーム毎の写真はあまり無いかも…。
 でも、今まで通りこのページの写真をサムネイルにして、クリックすると別窓で大きな写真が出る様にしているので、興味のある写真があったらクリックしてみて下さいね。

 入場待機列は、いつも通り会場の周りに作られました。今年は物騒な事件が多かった事もあって入場待機列に並ぶ前に手荷物検査がありました。夏に開催されたコミケと違って、参加者は全員手荷物検査を受ける事になっていて、私もリュックの中を開けて検査を受けました。検査する人が30人くらいいたお陰で検査もスムーズに行われ、待ちの列は全くありませんでした。

このタイミングでは雨は止んでました

 1日目は入場待機列に並んだのが8時10分頃で、入場できたのは9時40分くらい。位置は会場表のホール8。雨が降ってて傘をさしてる人が多かったので、間隔が広かった模様。その後、雨が止んで列を詰めたら会場裏のホール6付近でいつもと同じ位置。幕張メッセになってから、公式では10時開場と言ってますが、実は混雑緩和のため9時半に開場しているんですよね。今回もそれが適用されてフライング入場になった訳ですが、ここでもう一つイレギュラーがあります。

入場待機列は会場の周りを1回りします

 入場待ちの時に雨が降っていると、主催側が気を利かせてショートカット入場が出来る様になります。普段は会場外周をほぼ1周させて展示ホール1から入場させますが、雨が降っていると列を途中で切り、展示ホール3と4の間にある「やすらぎのモール」という会場建物の切れ目からも入場させます。そうすると、その切れた列の手前にいれば、わざわざ展示ホール1まで回らなくても入場でき、しかも目の前が展示ホール3と4というベストポジション。今回の場合、ショートカットした先にあるブースが展示ホール3はスクエニカプコン、展示ホール4はセガと絶好の場所。そのチャンスを生かし、1日目はカプコンへ直行してみました。しかし…?

1日目と打って変わって晴れの2日目

 2日目は晴れだった為、ショートカットは無し。朝8時ちょい前に入場待機列に並び、1日目より若干後ろの会場裏ホール7付近で待機。入場できたのは9時50分。やはりショートカットの威力は絶大ですね。


今回最大のミッションセガ初音ミクの音ゲーイベントに参加せよ!

長い電光掲示板が目印

 セガが初音ミクを使った音ゲーを出すという情報を夏頃に知って、もしかしたら体験できるかな…って思ってましたが、残念ながら試遊無しの映像出展のみ。ただし、2日目に初音ミク鏡音リン・レン声優が出てくるステージイベントがあるって事で、これには絶対参加したいと思ってました。セガ側も混雑を予想してか、参加する為の整理券を開場と同時に配布するという事なので、この2人の声優って結構有名どころのキャラの声を当てている事とか、ミク自体が結構メジャーになってる事とかあって、朝8時に待機列に並んで入場したのでは整理券が終了してしまいそうだなぁ…とすごく不安でしたが…。

奇跡的にもらえた整理券

 何とその整理券をゲットする事ができました!たぶん300人分くらいしか配布してなかったと思うけど、あの時間帯に行ってもらえたのは本当に奇跡に近かったと思う。話によれば、30分で整理券の配布は終了していた様で、あと10分くらい遅れていたら微妙だったのかも。

 ステージイベントの内容は、司会のコンパニオン(この人は先日のAMショーでも見た気がする)と、ミクリンレンの声優の3人でゲームの紹介と隠しネタを少し公開する内容になってました。動画もありましたが、これは公式にあったものをそのまま流したのと、それとは別に3Dミクが実際に踊ってる場面を見せてくれた程度で、実際のゲーム操作についての詳細までは説明ありませんでした。

 そのトークの中であったネタを紹介してみます。
鏡音リンレンもゲーム内に出てきます
 そうでないと、トークイベントにリンレンの声優が出てきませんよね。どういう形で出るのかはまだ伏せていましたが、既に3Dへ起こされたリンレンの映像が出ていたあたり、着実に開発は進んでいる様です。
初音ミクの着ている衣装を変えられます
 たぶんゲームを進めて条件をクリアしていくと、変えられる衣装が増えていくって感じなのかな。今は一般公募された物から選んでいる最中らしいけど、既にいくつかは3Dに起こされて、白を基調にした学生服とか、肉球手袋など4種類ほど紹介していました。
使用曲は既存の物以外に新曲もあり
 ニコニコなどで有名になった曲を使う意外に、このゲームの為だけに作った新曲も使われるとの事。
踊っているミクの動きは良かった
 プレイ中、背景で踊るミクの映像がミク単体で流れていましたが、表情も変わったりして良い感じしに動いてました。簡単に言えば、MikuMikuDanceの解像度を落とした感じ。
ミクやリンレンとの会話はボカロじゃなくて声優の声
 ゲーム中、ミクリンレンと会話する場面があるらしいですが、この時に使われる声はボーカロイドのソフトではなく声優のを使うとの事。トークの中で、2人の声優が「セガ声優の仕事をしてきました」と言ってたので。

 初音ミクのゲームは2009年発売予定って事なので、ちょっと期待して待ってみましょう。

確かにいとうのいぢさんだ

 他にやったゲームはシャイニングフォースフェザー。このゲームに関しては1日目にやってみようと思ったけど、列が長かったのと時間が無かった関係で2日目にやろうと思ってました。その日の夜、一緒に行った知り合いに「あのゲーム、いとうのいぢさんがキャラデザやってるみたいだよ〜」ってクリアファイルを見せてもらったら見た事のある絵柄がそこに!これはもらうしかないよなっ!って事で、上に書いたミクのイベント整理券をもらった後、そのまま試遊台の所へ行きました。まだ時間が早かったって事もあって待ち時間ゼロでそのまま試遊できました。

 過去、シャイニングフォース系でやった事があるのは初代のメガドライブ版にまで遡ります。あの頃は碁盤の目みたいに区切られているフィールドにキャラを動かして敵を倒したり条件をクリアしていくゲームでしたが、基本的にはあの頃とシステム的にはほぼ同じ。驚いたのが、その動くフィールドがマス目に区切られている状態ではなく自由に動き回れる事。初代はマス目に合わせて動く範囲が決められていたのが、今回は画面上部に棒グラフが出ていて、移動するとグラフが減っていってゼロになるまでは縦横斜め好きな方向へ移動できる。斜めといっても、マス目が無いので45度とか決まった角度も無し、右に移動してほんの少し上に移動とか、アナログ的な動きが出来ます。

 それじゃ、攻撃の時の範囲とかってどう判断するのか。それは、移動後に自分中心の円ができ、その中にいる敵に攻撃可能だという仕組み。これも初代は自分を中心にマスの色が変わって、そこにいる敵が攻撃可能ってやつとシステム的には変わってませんが、移動にマスが無いのと同じ感じで攻撃の時も自分との距離で決まる様になっています。

 実際の攻撃は通常攻撃の他に、自分の近くにいる味方と一緒に攻撃する特殊攻撃や、味方が次々と現れて攻撃していく別の特殊攻撃もあったりして色々と改良されてるな〜って感じがしました。

 ゲーム中、途中のイベント画面でキャラクターが会話している所、これフルボイスなんですよビックリしちゃいました。こういった会話で実際に話すのは据置型ゲーム機ばかりで、携帯ゲーム機だと容量やスペックの関係で必殺技といった一言程度の声くらいしかしゃべらなかったのが、このゲームでは普通の会話もフルボイス。ここでもまた最近のゲームすごいな〜って関心させられました。

 今回はセガの試遊を色々やってきましたよ〜。次は無限の軌道っていう宇宙戦艦もののRPG。ステージの大型スクリーンにこのゲームのアニメ動画を見て、何となく興味がわいたので試遊台に行ってみたら60分待ち。でも、前には20人くらいしか並んでなかったから、それほど長くは待たないだろうな〜って思って並んで試遊してきました。ちなみに、アニメーションはGONZOプロダクションI.G.が絡んでる気合いの入れ様。

 さっきのシャイニングフォースみたいにシミュレーション要素を含んだRPGという感じではなく、フィールドが宇宙になって移動しつつ、途中で敵戦艦と戦って自艦を強くしていく普通(?)のRPGって感じでした。試遊も星間を移動して遭遇する貨物船を乗っ取ろうとする内容(こっちは海賊って位置づけらしい)でした。戦闘も通常攻撃や強い特殊攻撃があったりしました。

 他に試遊したのがレッツタップってゲーム。「コントローラーを持たずに遊ぶ」という不思議なキャッチコピーだったゲーム。一体何ぞ?と思い行ってみたら、コントローラーが箱の上に置いてあって、その箱を叩いた振動でプレイするゲームでした。

 すごく簡単に言えば、昔コナミが出したハイパーオリンピックってゲーム。あれをボタンじゃなくて箱にして叩くって思えばいいかな。私がプレイしたのは障害物レースみたいなミニゲームで、箱を軽く連打すると走り出し、途中の障害物は箱と強くトンと叩くとジャンプ。この2つの行動を駆使してゴールを目指す内容でした。ゲーム自体は本当にハイパーオリンピックって感じでしたが、この箱を叩いてゲームをするという今までにない操作方法に関心しました。他にも色んなミニゲームがあったので、複数人いれば賑やかに対戦できそうです。ただ、箱を叩くので別の意味で賑やかになりそうですけどね。

  一番右の写真にくぎゅの名が…

 今年のセガは色々と楽しませてくれて本当に良かったですね。私がやりたいゲームも一通りできたし、個人的には満足です。ただ、ゲームによってはすごい待ち時間もあったりして、龍が如く3待ち時間4時間とかあり得ない時間が…さすがにこれはスルーしました。


今回最大の大混雑カプコン終日規制が入りっぱなし

 終日大混雑でした

 恐らく、前回のレベルファイブに匹敵するんじゃないかと思うくらいに大混雑していたのがカプコン。広さ的にはセガ並の広大な場所があったにもかかわらず、どのゲームにも長蛇の列が出来てしまい、あまりの混雑さで規制が入るほどにまで状況が悪化。その規制がいつ解除されるかを知らされない為、その解除待ちでブース付近に待機してしまう人も続出して、カプコンブース周辺には終日人だらけの混雑っぷりでした。

 一番混雑していたのがモンスターハンター3。過去作が大ヒットしていた事もあり、Wii版にもかかわらず試遊したい人たちが押し寄せてました。私も1回くらいはやってみたいと思い1日目の朝一に行ってみましたが、その時点で既に規制が入ってしまい並ぶ事ができませんでした。私の知り合いは、たまたまカプコンブースの側を通ったタイミングで規制が解除され、運良く試遊台の待機列に並べたそうです。ただ、並んでから2時間以上待たされたらしいですけどね…。

 モンハン3を諦めて、その直後に試遊できたのがストリートファイターIV。まだ試遊待機列がそれほど長く並んでなかったので規制がかかってなかったので、まずはこれをやってみよう、って事で並んでやってみました。並んでからは15分くらいで自分の番が来ました。

 プレイしたのはXBOX360版でしたが、画面や操作性はアーケードそのままって感じでした。コントローラーもアーケードみたく1レバー8ボタンのしっかりした作りのやつだったので、とても操作しやすかった…とは一概に言えなかったんですよね。そのコントローラー、ボタンが8つ付いているのですが、微妙にボタンの位置がずれていて、横4つ縦2つに規則正しく並んでなかった。何て言うのかな、ひらがなの「」みたいなボタンの配置だったので、これが押しづらかったですね…。アーケードのはきれいに並んでいるので、この微妙な角度がダメダメでした。このコントローラーだと慣れないとダメかも。

Fateの隣は戦国BASARAです

 次にやってみたのがFate/unlimited codes。これもストIVみたくアーケード版からの移植。ほとんどやった事がないですが、見た感じ移植度はほぼ100%って感じでアーケード版と遜色ない高いレベルで移植されていると思いました。あと家庭用らしく追加キャラ(白衣装のセイバーがいました)やら衣装やらもあったりして、ゲーセンではまった人なら納得の出来じゃないかな。

 他にも気になるソフトは色々あったんですよ。逆転検事とかバイオハザード5とか…でも、どのゲームも長蛇の列&規制で並ぶ事すらままならない状態が丸一日続いていた為、結局2日間行ってストIV1回とFate2回が精一杯でした。


こんなに金かけて平気?レベルファイブROIDは説明不足な感じが…

ブースは広かったです

 前回、DSソフト無料配布で大混乱になったレベルファイブは、今回大型スクリーンを使ってゲームを紹介していました。そのスクリーンがある部屋に入るには整理券が必要でしたが、スクエニみたく開始数分で終了って程の混雑も無く、午後になっても整理券が終わらないというマッタリぶり。タイミングがよければ、整理券が無くても余裕があれば入れてしまう程…あまり集まってなかったのかな…。

 そのスクリーンがある部屋は、最初オープン状態で外からも見られる状態で放映。レイトン教授の最新作やイナズマイレブン2といった中軸のゲームをいくつか紹介した後、今度は電動カーテンで部屋を隠し、ここからクローズドシアター状態になって中にいる人だけ見られる映像を流していました。

 たぶんクローズドにしたかった理由と思われるのが二ノ国ってソフト。これはアニメをスタジオジブリが担当し、音楽を久石譲さんが手がけるというお金のかかってそうなゲーム。動画が少しだけ流れましたが、確かにジブリらしい画風で動いてました。どんなゲームになるかは分かりませんが、名前だけで売れるかどうか、何か社運がかかってそうな雰囲気を感じるゲームでした。

 そのシアターでROIDというソフトを紹介。簡単に言えば、自社で作った過去のソフトをWindowsパソコンで動かす、レベルファイブ公認のエミュレータみたいなものかな。説明では、ROIDを起動してソフトをオンラインで購入、ダウンロードして遊ぶという感じらしく、今でいうPlayStationStoreみたいな事をやりたいんじゃないかな、そんな風に説明を聞いて思いました。

 ただ、説明がかなりはしょってたり余計な事をやったりで、果たして内容が正しく伝わってるのかどうか気になってます。まずROIDが何で動くのか説明が無い。上でWindowsって書きましたが、具体的に説明はありませんでした。話の流れからしてWindowsじゃないのかな…って思っただけなので。このROIDはあくまでエミュレーション的な位置づけなので実機は存在しないハズ。なのに、ブース内にはROIDの模型があったりして、普通の人が見たら「何か新しい機種でも出るのかな?」って勘違いしそう。しかも、説明の動画でその模型がロボットに変形なんかしちゃったりしてたので、なおさら勘違いする人も続出するんじゃ…って心配になってきました。

 ブースも結構広めにとり、半分以上をシアターに場所を割いたこの戦略が成功するかどうか。


PSPいつでもいっしょ始動!SCEI新型PSPの画質は…

もう少し試遊台が欲しかったかな

 今回、80GB搭載のPS3とか新型PSP-3000の発表とか色々あったSCEIでしたが、私が一番気になってたのがPSPいつでもいっしょ

 これは、もともとPS3のダウンロードで遊べるソフトでしたが、これがPSPに移植されました。一番面白いのが「トロステーション」という、トロとクロが出てくるニュース番組。最新のニュースだけじゃなくて、かなりマニアックだったりディープだったり色んな事を題材にトロ&クロが楽しく解説してくれます。PS3では過去に、初音ミクの事を取り上げてトロが「ギャルゲ?」とか言ってたりとか、ツンデレカルタジョジョの百人一首まで話題にしてしまうあたり、コアな人にも楽しめる内容になってます。

 PSP版もPS3同様にダウンロードのみで提供されますが、ベースとなるソフトは無料で落とす事ができます。そして、トロステーションのデータも無料で受け取ることができるので、かなり敷居が低くなってて手が出せやすくなってるのが好印象。メモリースティックに100MBくらいの空き容量があれば、あとはPSP無線LANでつないで直接落とすもよし、PS3やパソコンを使って落とすもよし、どこでもいっしょに興味がある人は是非やってみて下さい。

 ちなみに、見られるニュースはPS3PSPでは同じ内容だそうです。ただ、PSP版は過去14回分は見られますが、それより古い物は見る事ができません。PS3も基本的に古いニュースは見られなくなる様ですが、ソニー側で人気のあるニュースは一部残して見られる様にしているらしいので、それがPSPでも見られる様になると嬉しいのですが。

 そのPSPの新型PSP-3000が展示してありました。実際のゲームやアニメを流して液晶画面の綺麗さをアピールしてましたが…正直、綺麗さが分かりませんでした…。単体で見た感じでは、私が持ってるPSP-2000とそんなに大差を感じませんでしたね。私の目が腐ってるのかしら。できれば、同じ動画を2機種で流して違いを見せてくれれば、どれくらい綺麗になってるのかが分かったと思うのですが…。

 他に色々なゲームがありましたが、時間が足りなくてPSPいつでもいっしょしかできませんでした。


ブースの出来がすごいマイクロソフト大画面で動画を惜しみなく連発

 魅せる心得がGood

 前回もブースの作りが良かったマイクロソフト、今回もブース内の大型スクリーンにラインナップを常に流しっぱなし。大作だろうがお構いなしで、色々なゲームの紹介をしていました。やっぱり、外に向けてアピールって大事だと思いますよ。流している動画は一日を通して繰り返し同じ動画を流しているだけですが、大画面でインパクトがあれば足を止めて見入ってしまいますよ。実際、ラストレムナントが流れた時は結構人が集まって見てましたから。

 試遊台も結構多めに設置してあったものの、やはり人の多さには勝てなかったのか、試遊に1時間や2時間待ちがこのブースでも出ました。特にスターオーシャン4ラストレムナントといった大作には列が途切れる事なく、終日混雑していました。実は、台数は少ないもののカプコンストIVバイオハザード5などサードパーティのゲームも置いてあったので、本家のブースが大混雑で出来ない時は、ここに来ると意外と早い時間でプレイできた可能性も。


ステージイベント満載マーベラスエンターテイメント観客盛り上がり

ゲームよりステージイベント?

 ゲームよりもステージイベントの方が盛り上がってる様に見えたマーベラスエンターテイメント。私も2回ほど見させてもらいました。

 まずは1日目のルミナスアークドリームキュアのステージイベント。声優で小清水亜美さんが出るという事で見に行ってみました。私の頭の中では、小清水さん=コードギアスカレンってのが焼き付いているため、イベント中は普通の声に違和感を感じてました。それが声優ってものなんだろうけど、ゲーム中の声といい全然雰囲気が違ってきているのに関心。

 2日目は16時からの最終イベントでミニライブがありました。ICHIKOさんがゼロの使い魔のOPを2曲(第一期と第三期)と発売予定の同ゲーム主題歌を、一騎当千OPを亜美さん、ToLoveるEDの歌をAnnaさんが熱唱。中でも、ICHIKOさんの歌は一番盛り上がってて、観客の前方ではペンライトを持ち振り回して盛り上がりまくってる人が複数いたりして、ここにも出没するんだな〜って冷静に見ていたり。ICHIKOさんの歌はテンション上がって楽しく見たり聴いたりさせてもらいました。


今回のクローズドスクウェアエニックス華麗にスルー

実は今回寄ってなかったり…

 今回もクローズドメガシアターがあったスクウェアエニックス。前回は朝一で行って整理券がもらえず、その日はやりたいゲームもできなくて寂しい一日を過ごした悲しい過去を思い出し、今回もたぶん整理券はもらえないだろうな…という事でスルーする事にした。その分、私が本当にやってみたいゲームや見たいステージイベントに回してみようと思って。

 案の定、今回のクローズドも瞬殺だったらしく、もらえるのは始発組くらいじゃないか?と言われる程の大盛況ぶり…と見せかけて、配布数がごくわずかだったのでしょう。色々調べてみたら、去年と比べて劇的に変わったって感じでもなかったらしく、FF13目的でクローズドを見ても微妙だったとか。一応、来年の発売予定になっているFF13、そろそろオープンで大々的にプロモーションを仕掛けた方が良い気もするのですが。

 そのFF13、海外ではPS3以外にマルチプラットフォームでXBOX360版が出るという情報もあって、今回のゲームショウでひょっとして…!?という話も出ていましたが、とりあえず今回はそういう話は無し。基本的には、日本国内のFF13PS3のみという事になりそうです。

 しかし、今回のスクエニブースは少し分が悪い所にあったのが残念でした。と言うのは、隣に大混雑していたカプコンブースがあったんですよ。カプコンの周りにはモンハン3を含め試遊待機列の規制解除待ちで人が溢れかえってる状態で、その隣にオープンメガシアターで立ち止まって見ている人が通路にまで溢れているスクエニ。この2つのブースの間の通路は、終日麻痺してました。私もスクエニのオープンメガシアターを見たかったんですけどね…立ち止まろうとすると「通路ですから立ち止まらないで下さい」と言われるし、かといってシアター内は満員で入れないし、人混みに揉まれ流されながらのわずかな時間でスクリーンを見るしかなかったです。

 個人的には、その短い時間に見えた新しいヴァルキリープロファイルが面白そうに見えました。と言うか、こういう世界観って好きなんですよ。


久しぶりのテトリスハドソンちょっと頭を使います

高橋名人も見かけました

 今回、ハドソンブースでは久しぶりのテトリスをプレイしてきました。Wii版のTetris Partyというゲームで、複数人で対戦だけじゃなくて、ただブロックを消すだけじゃない特別ルールが付いたモードもあったりして頭を使ってきました。

 私がプレイしたのは、ブロックの上に人が歩いていて、この人を一番上まで誘導するというゲーム。この人は、1段だけなら上に登る事ができるので、それを利用して階段の様にブロックを積んで上に進めていけばいい訳ですが、これが結構複雑で面白い。単純に消すだけでは当然クリアはできないので、人をうまく誘導しつつ、変な段差をあまり作らないようにしつつ、間違えてブロックを消さないように積んでいくという、今までに無い思考回路を働かさなければならないので、セガテトリスでオールカンストしている私にはかなり手応えがありました。

 一番辛いのが、間違えて2段以上のブロックの間に人を落としてしまった時。1段しか登れないので2段のブロックを消して1段にしないといけない訳ですが、上に登らせる為に大雑把にブロックを積んでいると、それを一通り消さないと肝心のブロックが消えない、人を登らせるゲームなのに普通のテトリスみたいにブロックを消す事が目的になったり…かなり手強いですよ。

 これは久しぶりに家でじっくりやってみたいと思いましたが、うちにはWiiが無いんだよね…まずはそこから始めないとダメなのかぁ…ちょっと敷居が高いかも。あと、他のテトリスでも言える事ですが、何でセガテトリスと色が違うのか、それがすごく気になります。例えば、セガテトリスは棒(横に4ブロック)の色は赤なのに、他のテトリスって赤じゃない色が使われてるんですよ。ハドソンテトリスは水色だったかな…セガテトリスで水色はトの字型。この色違いがすごく辛いんですよ…。私の場合、テトリスってブロックの形じゃなくて色で形を判断している事があって、この色違いがかなり致命的。それもあって、DS版のテトリスも買ってはみたものの、昔の様に再びはまる事はできなかった。それだけセガテトリスにはまってた、って事でしょうか。


版権物強しバンダイナムコゲームスマクロスやりたかった…

色んなゲームがありました

 毎回、版権物とアイドルマスターで盛り上がるバンダイナムコ。今回も色々なゲームを出して人を集めていました。

 今回は、ホール8にある特設ステージで1日目にガンダム00テイルズシリーズ声優イベントがあり、私もちょっと興味があって見てみようかと思いましたが、朝一で配布が始まる整理券が無いと見られないという事で少し悩みました。結局、イベントは諦めてその分をゲームしたり別のイベントに割り振る事にしたので、実際に整理券がいつ頃に配布終了したのかは不明。やっぱりスクエニのクローズドみたく始発組でないともらえなかったのかな…。前回、平野さんのステージイベントではステージ前の観客席が超満員になって、入りきれない人が溢れている状態でしたが、今回は整理券を持った人だけ入れてイベントが始まったら完全にシャットアウト。壁を作り外から見られない様にしたみたいです。そうでもしないと収拾がつかなくなりそうだったからかな。

 で、実際にバンダイナムコでプレイしたゲームは…ありませんでした。PSPマクロスエースフロンティアをやってみたかったのですが、試遊台が少なくて思ったより回転率が悪く、他のゲームで時間をかけていた事もあってプレイは断念。バンダイナムコは色々なゲームを出している反面、試遊台が分散して1ゲームあたりの台数が少なくなってしまう傾向があるんですよね…そこが改善すれば良いのですが。穴場でSCEIにあるかな〜って探したけど無かったし…。


ぶるるん面白いアイレム地震体験もあり

ら、ライガーさん何してるんすか(笑)

 開催される度にブースの疾走ぶりが気になるアイレム。今回は、絶対絶命都市3絡みで何と起震車を使った地震体験ができるコーナーが出来てました。私も体験してみたかったけど、そんなに大人数をこなせる物ではないので、私が行ったタイミングでは既に受付が終了していました。なかなか体験できる物じゃないので、ちょっと残念だったかな。

 アイレムでは毎回、ぶるるんという不思議な情報誌を配ってますが、これが妙に面白い。今回はカルタが同梱されていて、分かる人が見れば笑える内容ばかり。例えば…

・急ぎたい スピード取ったら 速すぎた
・何してる! そこに爆弾 置くんじゃない!
・上を見て 気をつけてたら 下に落ち

 ブースも配布物も弾けっぷりが光るアイレム。次回はどういう弾けっぷりを見せてくれるのか楽しみです。


DDRやりたかった…コナミ音ゲーすら無かった気がする

音ゲー無かった…

 コナミといえば音ゲー。今回も、コナミ公式サイトでWiiDDRだったかな、それが試遊できるという事で少し期待して行ってみたのですが…何と試遊台があったのはキッズコーナーのみ。あのキッズコーナーはお子様が一緒でないと入れない区域な為、私が単体で入ろうとしてもダメ。ちょっと期待してたのになぁ…残念。

 前回の目玉はメタルギアソリッド4で、今回もメタルギアでオンライン版を試遊させているのと同時に、世界各地で行った地区予選で勝ち抜いてきた強者を集めて世界大会をステージで開催していました。やはりメタルギア自身の人気が高い様で、いざ試合が始まるとステージ前には人がたくさん集まってました。私も隣にあるレベルファイブの待機中にさりげなく見ていたりして楽しんでました。

 そういえば、DDRが出来なかったな〜って思い出してみましたが、一般ブースには他の音ゲーって無かった気がします。IIDXとかポップンギターとかドラムといった色々な音ゲーが過去には何らか出ていたのに、今回は見当たりませんでしたね。タイミングの問題なのか、音ゲーよりも他のゲームに場所を割いたコナミの判断なのか…。


他のブースも一言二言…

今回は地味?でした

 今回のテクモTEAM NINJA関係が一切無し。いつもならデッドオアアライブ関連のゲームが何か出ていたのが、今回は見当たらなかったです。ここではDS西村京太郎サスペンス2というアドベンチャーゲームを試遊してきました。DSのタッチスクリーンを使って、殺人事件をドラマの展開の様に推理して謎を解いていくという内容。ここで試遊するとチケットを1枚もらえて、それを持って受付に行くとクジを引くことができ、当たれば何か良いものがもらえたらしいけど、私はハズレで残念賞のクリアファイルをもらいました。が、そのクリアファイルは普通に配られてた残念賞じゃないじゃん

固定ファンが沢山いました

 コーエーといえばテクモとくっついた訳ですが、ここで配られてたクリアファイルには「KOEI meets TECMO」と書かれてました。出展されていたゲームは過去に出ていたゲームの続編やら別の機種やら見慣れた物が多かったですね。三國無双三国志大航海時代信長の野望アンジェリーク。ブース裏にはガストのアトリエシリーズのアニーのアトリエが試遊できました。ガストコーエーの場所を間借りしたのかな?

 格ゲーで今もがんばってます

 SNKプレイモアはお約束の格ゲーを中心としたラインナップ。ただ、家庭用ゲーム機よりも携帯コンテンツの方が多かった気がします。個人的には、PS2版のADK魂が気になりました。ティンクルスタースプライツ痛快GANGAN行進曲といった、今までなかなか移植されにくかったゲームがまとめて1つになったソフトで、個人的にはスプライツが入っているのに興味があります。

DSやPSPでタイトーメモリーズ出さないかな…

 今回のタイトーは、家族で楽しめそうなゲームを色々と出展していました。クッキングママ2は、Wiiのコントローラーをうまく使った料理を作るゲームで、実物は見ませんでしたが恐らく包丁で何かを切る時はコントローラーを縦に動かしたり、何かをかき混ぜる時はグルグル回したり…そんな使い方で楽しむゲームなのかな。個人的には、前回DS版のアルカノイドが出たので次は絶対サイバリオンだと思ってましたが、そんな話は一切ありませんでした。残念。

犬神家の一族なんてゲームも…

 フロムソフトウェアは、いつもならアーマードコアを全面に出してきていましたが、今回は和風に忍者。天誅4NINJA BLADEShadou Assaultといった忍者を題材にしたゲームを出展していました。アーマードコアは既に発売中のARMORED CORE for answerPS3XBOX360で出展。

ミラーズエッジやってみたかったなぁ

 エレクトロニック・アーツは、いかにも海外って感じのポリゴンゲームを出展。有名どころのニード・フォー・スピードシリーズや、サッカーゲームを他機種で出していました。

DSのソフトが多かったです

 シンプルシリーズを色々と出しているD3パブリッシャー。今回もDSWii版を出していました。他にも携帯アプリも色々出展。


最後に…

 後半は思いっきり駆け足になってしまいました、申し訳ありません。セガで色々と語っていたら、そこだけで一夜終わっちゃったりして時間ばかりかかってしまいました。

 今回の個人的ベストブースはセガ。遠くから見ても何を出展していて、どこに何のゲームがあるか一目で分かるブースの作りは好印象。実は、ブース内に別会社のゲームも数多く展示してあって、小さいメーカーにもスペースを貸して出展の機会を与えているのも良いと思いました。智代アフターを出したプロトタイプ、前回は単独でブースを構えていましたが、今回はセガブース内を間借りして出展していました。一番謎なのが、ラグナロクオンラインガンホーセガブース内にゲームをいくつか出していましたが、ラグナのゲームは無くて、あったのは零・超兄貴…何で…。

 次に良いと思ったのがマイクロソフト。全体的に明るい雰囲気なブースに大型スクリーン、そこには名作超大作問わず動画を惜しみなく流し来場者にアピール。試遊台もそこそこ多く用意してあって、ラストレムナントの試遊台は推定30インチと思われる大型のワイドモニタを使うという力の入れよう。ブースの作りとしては、SCEIよりも好感が持てました。

 4日間の入場者数は、一番多かったのが何と一般初日の土曜日で71639人、次が一般2日目の日曜日で71166人。2日間行った私としては、どちらかというと日曜日の混雑の方がすごかった気がするのですが、実は土曜日が一番混んでたみたいです。去年が6.5万人という事を考えると、1割くらい増えた事になります。これだけの人が集まる訳ですから、試遊台も至る所で60分待ちや2時間待ちなんてのも出るのは仕方ないですが、そろそろ試遊台の在り方も考え直す時期なのかもしれませんね。

 今回のカプコンは本当に人が凄すぎて、やりたいゲームをやりたくても列に並べない状況でした。他のゲームに関しても人気どころは1時間待ちが普通という状態。あれもこれもやってみたいとしても、その待ち時間で時間が割かれてあまりゲームができない、っていう事も…。

 そこでやってほしいのが、DSPSPの試遊ゲームのダウンロード配布。ゲームをプレイするともらえるノベルティグッズ目的じゃなく、ただ単にどんなゲームなのかを試遊だけしたい人も多いハズ。そういう人の為に、店頭にあるプレイステーションスポットやウェブ上にあるプレイステーションストアの様に、ダウンロードして試遊できる体験版を会場でも配る様にしたら、本当に色々なゲームが出来て「ゲームショウに来てゲームやった」という満足感が得られると思うのですが。

 実際、ナムコではDSドラゴンボールの体験版ダウンロードをやってましたし、前回は角川書店だったかな、DSで本を読むソフトの体験版をダウンロードできました。折角ゲームショウに来ても列がすごくてゲームできないんじゃ、何しに来たんだか…って事になりますからね、こういうサービスもそろそろ本格的に考えても良いんじゃないかと思いました。PS3XBOX360といった据え置き型ゲーム機は仕方ないですが、携帯ゲーム機はその特性を利用するのも得策だと思いますが…どうでしょうか?

 たぶんこれがイベント系で今年最後になると思います。次はおそらく来年の春に開催されるAOUアミューズメントエキスポになると思いますが、約半年後にまた行く機会があったらレポートを書こうと思いますので、その時はこのホームページを思い出してまた来てみて下さいな。

ノートンファイターだそうです


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