東京ゲームショウ2009 レポート

 

   

 9月24日〜27日(24,25日はビジネスデー)に、幕張メッセの1〜8ホールを使って東京ゲームショウ2009が開催されました。今年は事前のブースチェックをしていて「何だこの参加社の少なさは…」ってのが第一印象でした。大手のメーカーは揃っているものの、中小のメーカーが軒並み不参加。参加していたとしても、大手ブースの一部を間借りしたり、携帯アプリで少し出している程度。ゲームメーカーも、資金的に厳しい所が多いのかな…と思いました。

 しかし、入場者は相変わらず多く、試遊台は軒並み数時間待ちの札が付く所が多く大盛況。そんな中、試遊台を沢山用意して待ち構える所、ダウンロードで試遊させた所、あらかじめ整理券を配って混雑を緩和した所…など、色々と模索しているメーカーもあったりして、頑張ってる所も見かけました。

 これからレポートを書いていきますが、メーカー数がすごく少ないと思います。主要な所ばかり書いていますが、上記の理由によるものなのでご了承を。今回はちょっと写真の出し方を変えてみました。このページにある写真は全てサムネイルで、クリックすると大きな写真が出てきます。それは今までと同じですが、今までは別窓が開いて表示していたところを、今回はLightviewを使って表示する様にしてみました。初めて使う仕組みなので、何か不具合があった時はメールで連絡ください。


 さて、今回も早起きして頑張った訳ですが、1日目は自宅からなので朝4時に起きて5時前に出発。JR線を使い、会場に着いたのは8時ちょっと過ぎ。

 何かよく分からないメカがお出迎え。ちなみに、前回は同じ位置にノートンファイターがいた気がする…。

 このメカの横にあるエスカレータに乗り会場の中へ。と言っても入場ではなく、会場内のコインロッカーに荷物を預ける為。ここで泊まりの着替え等を預け、再び待機列に向かい歩き始める。そうすると、手荷物検査のゲートがあってリュックの中を開けて危険物のチェック。刃物やハサミは持込禁止で、ライターなんかもダメ。タバコを吸う人にとってはライター取り上げは痛い。コスプレイヤーにとっては、ハサミが持込禁止ってのも痛い。他にも50cm以上の長物や兜鎧でも先が尖ってたらアウトとか。

 タバコ吸わないコスプレしない私は問題なく通過。そして再び進んでいくと…

 ここは中央エントランスの真下、北5の辺りです。ここに着いたのが朝8時20分頃ですが、その時点で既にここまで列が出来ていました。この列は、この先会場の端まで続き、グルッと1周して北2まで列が続いています。去年も似た時間帯に着きましたが、ここまで後ろではなかったのでビックリ。今日は随分と混んでるんだな〜って思いました。

 

 数分後、列整理が始まって最終的に並んだのは会場の外周南8近辺。この後9時半から入場が始まりましたが、この位置から実際の入場まで30分以上かかり、入れたのは10時5分くらいでした。2日目はホテルから出発したので、会場に朝7時45分くらいに到着。列整理前で右の写真の位置になり、左隣の1日目と、ほぼ同じ位置に並ぶ事ができました。この後、列整理でもっと前に進み、実際に入場できたのは9時55分ちょい前。


今回のベストブースコナミダウンロードあり、ワンセグ生放送あり

 今回のコナミは、イベントとしてはかなり便利な試みをやっていたので、それを簡単に紹介。

 まずは、PSPメタルギアソリッド ピースウォーカー。これの試遊台が置いてあったのですが、それ以外に体験版ダウンロードというのがありました。まず列に並ぶところは他の試遊台と同じですが、その後に連れていかれる所には、20台くらいのモニタとUSBケーブルがそのモニタ1台につき2つ机から出てました。スタッフの説明そのまま、おもむろにUSBケーブルをPSPに挿して待機。そうすると、メモリースティックにダウンロードが始まり、2,3分で終了。あとは、自分の好きな時に試遊すればOK。

 こんな感じで、家にいながらにして体験版ができます。前回のレポートで「DSPSPの試遊ゲームのダウンロード配布」の事を書きましたが、それが現実になった感じです。少し並んだとはいえ、試遊に比べればダウンロードの方が短時間で出来るので回転率も良く、これは好印象でした。1日目の朝一で行ったので20分くらいで順番が来ましたが、日中はやはり40分待ちや1時間待ちになったそうです。まぁ、この辺りは来場者数もすごいので仕方ないかと…。

 次にワンセグ放送の事。エリア限定ワンセグ放送という事で、会場内の4〜6ホールの中のみコナミブースのステージイベントがワンセグで見られる様になっていました。ワンセグが受信できる機種なら何でもOKで、携帯電話以外にもDSテレビPSPワンセグチューナーでも見る事ができました。

 

 私はPSPで見ましたが、確かにコナミブースから離れていても4〜6ホール内にいれば見る事ができました。上の写真は、マイクロソフトブースの裏で休憩している時に見た放送。壁際や入り組んだ所に行くと電波状況が悪くなりますが、それ以外なら普通に見られました。ちゃんとデータ放送にも対応していて、このワンセグの主旨やステージイベントスケジュール等が見られる様になっている点は良く出来ていると思います。

 そのステージイベントですが、2日間とも色々やっていました。印象に残っているのは、今冬に発売予定のときめきメモリアル4で、歴代ヒロインの声優が出演してトークショー。1日目は初代の金月真美さんと2の野田順子さんがテーマソングを歌い、ステージ前は盛り上がりまくり。その後、4の大亀あすかさん滝田樹里さんが加わってトークショー、最後にときめきアイドリング!!!という7人組のアイドルが出てきて歌を披露してました。2日目のステージイベントでは、3の神田朱未さんも出演して、見事に揃い踏みだった様です。

 他には、PSPメタルギアソリッドのステージイベント。スネーク役の大塚明夫さんが来てたのもすごかったのに、他にも杉田智和さん水樹奈々さん井上喜久子さんまで来ていたという超豪華メンバー。この顔ぶれでトークショーだけじゃなくて、ゲームの一場面を使っての生アフレコもやっていたので、本当にすごいものを見た感じがしました。井上喜久子さんといえば永遠の17歳と言われる様に、おっとりしたキャラの声を演じる事が多いですが、今回は男の子キャラです。この違和感が逆に面白かった。というか、今までのイメージが全くない感じで、さすが声優だな〜と感心したり。

 そういえば、このステージで、杉田さんが最初の挨拶で…
「みんなのPSPの壁紙が、
二次元なの知ってんだからな!」
って言ってた。たぶん、それは間違ってないと思う。


前回の教訓が生きてたカプコン混乱はありませんでした

 

 前回の東京ゲームショウで、Wiiモンスターハンター3に人が殺到して大混乱になったカプコン。今回はその教訓を生かして、整理券配布になっていました。

 整理券はこんな感じになっていて、集合時間に各ゲームの試遊コーナーに行くと、数分並んだ後に試遊できる仕組みになっています。時間が指定してあるので、その日の予定が組みやすくて良い反面、こちらから時間の指定が出来ない為に他ゲームの試遊と時間がかぶる可能性も…。実際、私もこの大神伝レベルファイブの整理券がぶつかりましたから…。結局、大神伝の方を選びましたけど。

  

 その大神伝は、過去にWiiPS2で出ていましたが、今回はDSでタッチペンを使ってのパズル要素を含んだアクションゲームになっていました。壊れた橋をタッチペンで囲って修復したり、タッチペンの筆跡が斬りの軌跡になったり、枯れ木に丸を書くと花が咲いたり。キャラクターもなかなか可愛かったので、10分くらいの試遊でしたが、あっという間に時間が過ぎた感じがしました。個人的にはあと5分くらいやってみたかったなぁ。

 大神伝を試遊するともらえた扇子。某掲示板で評判が良かったのを見て、ちょっと欲しくなって試遊したんだけど…扇子の雰囲気に合ってていい感じです。


予想を裏切らないスクウェアエニックスFF13やりたかった…

 

 今回のゲームショウ、一番やりたかったのはFF13でした。過去3回、試遊じゃなくクローズドメガシアターの中だけで動画を公開する事が続いてましたが、ようやく試遊できるレベルになった(とは言うものの12月発売らしいです)らしく、試遊台を用意するとの事。うちにはまだPS3が無いので、最近値下げしたし、これを契機にセットで買っちゃおうかな〜なんて思ってた訳です。まぁ、その前に試遊して雰囲気をつかんで購入の検討材料にでもなるかと思っていたのですが…

 …試遊整理券、もらえませんでした。

 1日目は10時5分(開場35分後)2日目は9時54分(24分後)。両日とも入場直後、朝一で整理券配布所に行ったのに、既に配布終了とは…相変わらずの人気っぷり。というか、過去のクローズドの時だって整理券が瞬殺だったのに、試遊整理券も瞬殺するだろうって全然学習してないなぁスクエニは。ビッグタイトルで混雑するのは分かってるんだから、それなりに考えるとは思ってたけどなぁ…甘かったか。今回はサポーターズチケット(後で説明します)があったので、そっちでほとんど持って行かれたんだろうな…。後の話で、整理券は両日ともに開場20分くらいで終了していたそうな…早いよ。

 先日、ドラクエ9が発売されて持ってる人も多いと思いますが、会場ではハッサンシドーの地図デスタムーアの地図が配信されるという事でDSを持った人たちがブースに殺到。当初、配信スポットはドラクエ9の試遊台近くに置いてありましたが、時間が経つにつれ人がどんどん増えてきました。私が側を通った時は200人くらいの人がDS片手に通信している状態で、よほど通信状態が悪いのか、DS高く挙げて必死に電波を受信しようとしてる人も見かけました。これだけの人数が押し寄せてしまうと通信が不安定になってしまい、通信が完了した人がなかなか現れず人が減らない、でも後から人はやってくる、人は減らない…の悪循環で、どんどん人が増えていった様です。

 配信スポットが通路側にあった事もあり、このままでは人混みで危険の域に達してしまう…という事で、1日目は途中で中断してブース裏の方に移動させ、列を作らせて順番に配信する様にしていました。待ってる間は通信しない様にお願いしながら、順番が来た人から通信をする手順でしたが、地図の配信は通信がすぐに終わらないらしく、なかなか回転率が悪かった模様。時間で配信する内容を変えていたので、折角順番待ちしてたのに配信が終了…なんて人もいたみたいです。

 実は、こういった通信については数日前にも途中で中断した経緯があったんですよ。秋葉原のヨドバシカメラに設置したルイーダの酒場ドラゴンクエストモンスターバトルロードIIと連動して、大魔王の地図が通信でもらえた事があって人が多数押し寄せて大混乱…安全面の問題で中断した事がありました。この教訓がゲームショウで生かされなかったのは残念です。

 ゲームショウで配布していたデータは、後で別の方法で配信される予定みたいなので、ここで貰えなかった人は気を落とさず待ってみて下さいな。


力業で試遊レベルファイブどこから集めてきたんだろ…

 今回のレベルファイブは、映像+試遊のコンボのみ。どちらかだけ見たい遊びたいというのは出来ませんでした(映像はオープンなので誰でも見られましたが)。ただ、今回気合いが入ってるな〜と思ったのが、試遊台にDSiを何と250台も用意した事です。

 混乱を避ける為、カプコンと同様に集合時間の書いてある整理券を配布する方法でした。まず整理券をもらい指定した時間にブースへ行く。しばらく並んだ後、スクリーン前の椅子に250人座らせて動画を見させられます。この動画も3パターンほど用意されていて、グループ毎に違う物を流していました。複数回行っても違う動画を見られるので飽きない様になってましたが、運が悪いと同じ物を見させられる事も…。

 動画を20分ほど見た後、スクリーン下にある扉が開き奥の部屋へ移動させられます。そこには250台のDSiが用意されていて、1人1台必ず試遊できる状態になっています。試遊はレイトン教授と魔神の笛二ノ国イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザードの3つからメニューで選んでプレイする様になっていて、時間は10分ほど。試遊中に本体をリセットして別のゲームを試遊してもOK。

 私は2回ブースに行ってレイトン教授二ノ国をプレイしてみました。

 二ノ国は、アニメをスタジオジブリ、音楽を久石譲さん、声優陣に芸能人(長澤まさみさん大泉洋さん八嶋智人さん等)を使ったRPG。魔法を使う時、メニュー選択じゃなく紋章をタッチペンで書く様になっていました。画面の雰囲気はジブリそのままで、音楽はオーケストラの壮大な曲…この為にDSのソフトとしては大容量の4ギガROMを使っているとの事。確かに、ヘッドホンでプレイしてた時は音楽がなかなか良かったのを覚えています。ただ、有名どころを使いすぎて開発費が大変な事になってるんじゃ…という別の不安が…。

 レイトン教授は過去に何作か出ているので特に説明は不要かと思いますが、場面毎に出てくる謎を解きながら話を進めるアドベンチャーゲームです。二ノ国もそうでしたが、やはり10分という試遊時間は短いですね。あと5分できれば…なんて思う所がありました。特に二ノ国に関しては、ゲーム中の会話が結構多かったので、これを素直に読みながら試遊すると、たぶんそれだけで終わっていたと思います。事前に「ゲームをプレイしたいなら、会話を飛ばさないと時間切れになる」って情報を入手していたので、話そっちのけでどんどん進んでました。お陰で戦闘が出来たりして良かったですが、やっぱり時間が欲しかった…。

 試遊の後は、お楽しみの福袋が試遊した人全員に配られました。中には、パンフやクリアファイルと一緒に、ゲームを紹介したDVDビデオか、試遊の時にプレイ出来た3つのゲームが収録されたDS体験版ROMランダムで入っていて、私は2回行って2回とも体験版ROMでした。DVDとROMってどれくらいの比率だったんだろ…。


PSP go見ましたソニーコンピュータエンタテインメント実際に触れてみました

 

 PS3が3万を切る価格に値下がりになったり、PSP-3000が3千円安くなったりと、他のハードを意識した価格競争に巻き込まれているソニーですが、そんな中で新しいハードPSP goの実機に触れる機会があったので感想を書いてみます。

 これがPSP goです。既に写真で情報が出回ってるので目新しさは無いかもしれませんね。写真のはガラス越しに展示してありましたが、ブース内でコンパニオンが現行機(PSP-3000)と一緒に持って比較させていたので、それで実機をいじってみました。

1.本体は小さかった
 見た感じ「小さそうだな」ってイメージですが、まさにそのまんま小さいって感じです。現行機より一回り小さくなって、さらに薄くなっているので持ち運びに便利そうです。ただ、液晶画面まで一緒に小さくなってしまったのは非常に勿体ない。あの画面の大きさがPSPの売りだと思うのに、それが小さくなったのは納得できなかったです。

2.思ったより軽くない
 本体が一回り小さく薄くなった分、結構軽くなってるのかな〜と思いましたが、劇的に軽くなったという感じは受けませんでした。むしろ「ちょっと軽くなった?」程度。両手にそれぞれの機種を持って比べてみましたが、大きな差は感じられませんでした。「ソフトが入ってないので、現行機の方はもう少し重くなりますよ」とは言ってましたが、UMDなんてほんの十数gにしかならないので、それを考慮してもあまり差がないかな…と思いました。

3.ボタンの配置に違和感
 今まで、液晶画面の両端にボタンがあったものが、今度は画面下にスライドして現れる様になったので、そのボタン位置に違和感がありました。そういえば、通常のボタンに気をとられて、LRボタンの位置確認してなかった…。

4.メモリースティックがマイクロに
 現行機はメモリースティックPro Duoを本体に挿して音楽・動画やゲームデータのセーブに使っていましたが、今度の機種はメモリースティックマイクロという別の規格になっていました。Duoよりもさらに小さいMicroSDみたいな小さいメモリになりましたが、これ何とかならなかったのかな…今までのDuoじゃダメだったのかと小一時間問い詰めたい

5.電池の持ちは現行機と同じ
 説明では電池の持ちは現行機と同じと言っていましたが、実際UMDでプレイする現行機よりもメモリアクセスのPSP goの方が持ちは良いんじゃないかな…と思ってます。

結論:これで2万6千円は出せません
 既にPSP-2000を持ってるから尚更食指が伸びないんだろうとは思いますが、これで2万6千円は高い。しかも、PSP-3000が3千円安くなって16800円なら、みんなそっちに行ってしまうと思います。Wiiも値下げして2万円で買えるこのご時世…Wii+ソフト1本とほぼ同じ値段、+3千円すれば今度はPS3が買える…せめて現行機の19800円くらいなら買う人がいるだろうけど、この価格では新しい物好きでないと買わないかも。

 PSP go以外については…試遊したのはPSP戦場のヴァルキュリア2トロステーションだけでした。ソニーでも試遊は整理券を配布して指定した時間に行く方法になっていましたが、整理券をいっぺんに配るのではなく、その時間分の整理券配布が終了したら、少し時間を空けて次の時間分の整理券を配布してました。なので、その配布時間に運良く側を通れば整理券がもらえる様になっていたので、私は1度だけそのタイミングに遭遇してもらう事ができました。

 PSPまいにちいっしょにあるトロステーション、今は日刊になっていますが11月で終了してしまうらしい。その代わり、今度は週刊トロステーションになって毎週配信に変わるみたいです。いちおトロステーションは整理券ではなく並んで試遊できましたが、前日に配信されたトロステーションを少し変えただけで週刊に関しての詳しい情報はありませんでした。有料のプラチニャ会員ってのが気になるのですが…。


お台場にいたあの白い奴が…バンダイナムコゲームスステージイベントは意外と豪華

 

 今回もガンダムNARUTO鋼の錬金術師といった版権ものから、テイルズシリーズ鉄拳6といった定番シリーズものまで色々と出典していました。右の写真をよく見ると、奥に何やら白い物体が…。

  

 8月に東京お台場に展示していた等身大ガンダム、9月になって撤収されてしまいましたが、頭部のみブースに飾ってありました。お台場に展示していた時に行って見てきましたが、あの大きさは本当に度肝を抜かれましたね。あの大きさなのに、ワイヤーの補助無しで自立していたのが本当にかっこよかった。あまりの大きさで、頭部って高い所にあって小さく見えていたのが、こうやって間近に見ると改めて大きさにビックリしす。

 ステージイベントはコナミに負けず結構豪華でした。テイルズの時は2日間で鳥海浩輔さん櫻井孝宏さん花澤香菜さん水島大宙さんが出演していたり、テーマ曲を手がけたBoAさんまで出演する豪華っぷり。ロボット魂のステージには中島愛さん古谷徹さんが出演。そして.hack//のステージには櫻井孝宏さん小清水亜美さん浅野真澄さん斎賀みつきさん相田さやかさんが出演。何という顔ぶれ…というか、小清水さん来てたのか〜ちょうどその時間帯にセガルナの試遊で並んでて抜けられなかったんだ…見に行っておけばよかったなぁ…。


色々やりたかったセガ試遊台少なかった…

   

 今回も色々とゲームを出していたセガですが、全体的な試遊台の少なさでほとんどゲームができませんでした。

 

 レベルファイブカプコンでは整理券を配布して混雑を緩和していましたが、セガでは整理券配布が無くて並ばないとプレイできなかった。人気があるゲームだと、写真の様に入場制限が入ったり…これが解禁されるタイミングが全く分からず、並びたくても並べない事も多々ありました。タイミングよく制限が解除されたとしても…

 2時間待ちってのも考え物です…。

 そんな中、運良く1時間待ちでプレイできたのが、PSPルナ ハーモーニー オブ シルバースターというゲーム。ルナと聞いてピンときた人もいるかもしれませんが、昔メガCDセガサターンで出たLUNARシリーズが、今度PSPで出るんですね。列に並んだ時は、前に15人くらいしか並んでなかったので、1時間待ちとは書いてあるけどそんなに待たないんじゃないかな…なんて思っていたら、しっかりと1時間待たされました。ブースを見てみると、何と試遊台が2台のみなんて…それは回転率悪いわ…。

 ブースの一角にはセガパートナーズコーナーがあって、海腹川背の試遊台があったり、リトルバスターズ智代アフターの動画が流れてたりしてました。でも、リトバスは普通にPC版のオープニングだった気が…。


今回も大画面マイクロソフトゲームの種類は豊富

  

 今回も白を基調にした明るい作りになっていたマイクロソフトブース大画面モニタは健在で、歩みを止めて見入ってしまう人が結構いました。

 XBOX360のハードメーカーなだけあって、サードパーティのゲームも色々と取り扱っていて、ほんと色んなゲームが置いてありました。実は、こういう所が穴場だったりする場合があって、他社メーカーのブースでは混雑していたゲームが、ここに来るとあまり並ばずにプレイできたり。

 大型スクリーンでも色んなゲームの紹介動画が絶え間なく流れていましたが、ラッシュ映像(複数のゲームのダイジェスト映像を短くつないで切れ目なく流す)で流れた曲の雰囲気が結構良い感じで、映像だけじゃなくて曲でも楽しめました。ここで流れた映像は、XBOX360公式サイトのTGS2009スペシャルサイトで見る事ができるので、興味がある人はこちらから行って見てくださいな。ここの、出展タイトル最新映像の所に、東京ゲームショウ 2009 ラッシュ映像という動画があります。WindowsではWMP11が無いと再生できないので注意を。

 試遊はできませんでしたが、個人的にはアサシンクリードIIニード・フォー・スピード シフトが気になりました。Forza Motorsport 3の試遊台は、何と3画面モニタ可動シートという贅沢仕様!TX-1リッジレーサーを思い出させてくれる環境でプレイしたかったのですが…やっぱり混んでてダメでした。写真も撮りたかったんですけど、ゲーム画面は基本的に撮影NG…気になる人は、先ほど紹介したXBOX360のTGS2009スペシャルサイトを見て下さいね。

 XBOX360値下げしたし、そろそろ買い時…かな?


両社くっついたけどコーエーテクモコーエー色が強かった

  

 今回も一般入場口の目の前に鎮座したコーエーテクモブース。今年の4月に両社が経営統合して初めてのゲームショウとなった訳ですが、ゲーム的にはコーエーが前面に目立っていたイメージがありました。

 ブースは2階建てになっていて、2階にオンラインゲームをまとめて展示して、それ以外を1階に置いていました。ステージイベントもがんばっていて、遙かなる時空の中で3では関智一さん鳥海浩輔さん戦国無双3では前田愛さんが出演していました。

 戦国無双3真・三國無双MULTI RAID Specialといった無双シリーズや、金色のコルダ3遙かなる時空の中で3といった女性向け、信長の野望大航海時代三国志のオンライン版など、コーエーの超定番ゲームが色々と置いてありました。テクモNINJA GAIDENΣ2というアクションゲーム以外に、リオが出てくるブラックジャックiPhoneで展示してありましたが、数的にもコーエーの方が色濃く出ていた感じです。まだ統合して半年も経っていない会社なので、これからどう展開していくか気になるところです。


こちらも3画面Alienwareゲーム専用PCのブランドです

 Alienwareって聞き慣れないメーカーだなぁ…と思っていたら、ゲームが快適に動くハイスペックパソコンを専門で扱っているブランド名で、パソコン自体はDELLが販売している様です。

  

 マイクロソフトブースでは、レースゲームで3画面連結してプレイさせていましたが、こちらではワイドモニタ3台を縦にしてつなぎストリートファイターIVを試遊させていました。3画面を縦にしてマルチモニタにするって発想が無かったので、これはちょっと意表を突かれましたね。さすがゲーミングPCなだけあって、この環境でもコマ落ちなく快適にプレイできてたのは流石と思いました。


今回唯一の携帯キャリアNTTドコモ携帯の進化に脱帽

  

 今回、携帯キャリアで参加してたのはNTTドコモのみでした。iアプリでドラクエIIIFFIV聖剣伝説2が動いていて本当に進化してるんだなーってしみじみ思いました。私が実際にプレイしたのはテトリステイルズオブファンタジアの2つ。

 テトリスは携帯2台を使っての通信対戦が出来ましたが、その通信の方法で不思議な事をやってました。対戦の前に2台の携帯を背中合わせに重ね、それから対戦が始まりました。どうやら、背中合わせにする事で何らかの通信があり、対戦する携帯を固定させるんだと思います。私のイメージだと、携帯アプリで対戦って携帯の回線を使っての通信対戦って思っていましたが、最近のは携帯間を直接つないで対戦ができる様です。

 テイルズはまだ開発途中という事で戦闘しか出来ませんでしたが、スーファミ当時の動きそのままでプレイできていたのはすごいと思いました。ポリゴンでリッジレーサーが携帯で動く時代、今度はどんなゲームが携帯で出来るのか楽しみですが…うちの携帯は対応してないんです…P703iuなので。


最後のまとめです

 私も毎回ゲームショウには足を運んでいますが、ここまでメーカーが少ないのは初めてでした。ここ最近の不景気もあって、ゲーム業界も辛い時期なんだなぁ…と痛感させられたのが、中小メーカーの参加がほとんど無かった事。SNKプレイモアタカラトミーは不参加、アイレムは物販のみ、ハドソンNTTドコモで携帯アプリの出展のみと、小さいながらも頑張ってるという意気込みが実感できなかったのは本当に寂しかったです。ハドソンボンバーマン大会や、マーベラスエンターテイメントミニライヴ…楽しみにしていたイベントが結構あったのに。

 ゲームショウでは、今回新たにサポーターズチケット制度を導入しました。これは、通常の前売券が1000円なのに対し3000円と高くなっていますが、オマケでゲームショウオリジナルTシャツピンバッジが付いてきます。しかし、それ以上の物がこのチケットにはあります。それは…優先入場権!

 朝早く起きて始発の電車に乗り会場に朝5時6時に着いた一般チケットの人たちより、のんびり会場へ朝8時9時に着いたサポーターズチケットの人優先的に入場できるというすごいチケット。これのお陰で、人気どころゲームの整理券がサポーターズチケットの人にごっそり持って行かれ、数が少なくなってる所に一般入場…FF13の整理券なんて瞬殺な訳です。1日目のセガ戦場のヴァルキュリア2ステージイベントがあったのですが、それの整理券も実はもらえてません…このチケットの力は絶大です。こういう制度は別に悪くはないと思いますが、この手のイベントも「要は金」になってしまうのかな…と複雑な気持ちに。

 そういえば、各社ともステージイベントには随分と力が入ってましたね。特に声優を参加させてのトークショーなんかコナミナムコはすごかったです。実はセガくぎゅを呼んで新・神室町 RADIO STATIONというWebラジオの公開収録をやってたんですよ。今回は声優イベントに力を入れる傾向だったのかな…と思いました。

 入場者数は、土曜日61,138人で日曜日71,852人でした。土曜日は何故か1万人少なかったんですよね…日曜日は去年並に来ていたのに…謎です。

 あとね、会場内のマスク率があまりにも少なくてビックリしました。最近テレビやラジオで流行の話をあまりやらなくなったとはいえ、今でも新型インフルエンザが流行している訳だし、あの閉鎖された会場内で何万人という人でもみくちゃにされるんだから、せめてマスクをして感染防止でマスクする人が多いと思ったら…1割くらいの人しか付けてなかった。私は心配性なので、N95マスクを飲食時以外は常時つけっぱなしにして過ごしましたが、この暖かい時期にマスクは辛いですね…中が蒸れちゃって。でも、そのお陰か今のところはインフルエンザの症状が出ていません。しかし、潜伏期間が最大で10日という事なので、もう少し様子見です…。

 これで東京ゲームショウ2009のレポートを終わります。お付き合いありがとうございました。次回は…来年のAOUかな?

 


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