東京ゲームショウ2010 レポート

  

 9月16日〜19日(16,17日はビジネスデー)に、幕張メッセの1〜8ホールを使って東京ゲームショウ2010が開催されました。今年は超目玉と言われているカプコンモンスターハンター3が体験できたり、PS3XBOX360人の動きを読み取ってプレイするゲームがあったりと色々話題がある中で、不参加だった中小メーカーが多く大手しか出展していないという寂しさもあり、アジア最大のゲームイベントと言う割には年々規模が小さくなりつつあるなぁ…というのが実感できたイベントでした。

 今回も写真を中心に感想を色々と書いていこうと思います。試遊台が少なく、プレイする為に長時間待たなければならない事もあり、ゲームの感想はあまり無いと思いますが、会場の雰囲気が伝わってくれれば…と思います。

  


 毎回恒例のパターンですが、1日目は家を朝5時前に出て車+電車で移動して、会場へ着いたのが朝8時15分。やっぱり幕張は遠いですな…。

 着いた時点で既にこれだけの人が並んでいました。場所は南8近辺。これが北1まで会場を半周するほどの列が続いています。

 2日目は会場近く(でもないか)の東横インに宿泊して7時半に出発。会場には8時前に到着して前日よりは早く到着できました。多少は前の方で並べるかと思いきや…

 …あれ?前日より後ろになってない?

 しかし、今回は入場にものすごく時間がかかりました。待機列に並んだ時間は去年とほぼ同じで、最後尾も去年とほぼ変わらず南8近辺。去年はこの状態で1日目は10時5分、2日目は9時55分に入場できました。ところが、今年は1日目10時35分、2日目10時25分に入場…開場30分が整理券ゲットのボーダーラインと言われてるところで、この入場時間は致命傷でした。
 モンハン3ProjectDIVAのステージイベントの整理券は配布終了、他のイベントや試遊の整理券も軒並み終了。人気ゲームの試遊台はどこも1時間以上待ちの列…何で去年よりもこんなに入場の手際が悪くなったんだろう…。


続編いろいろセガ懐かしのタイトルも…

  

 今回のセガは続編ものやシリーズものを色々と出展していました。中でもシャイニングハーツは、朝一で行って既に試遊整理券が終了している程の人気っぷり。というか、1プレイの試遊時間が長くてあまりプレイできる人数が多くできないから、整理券の配る量を少なめにしたんじゃないか…って思います。

 そんな中で試遊できたのは戦場のヴァルキュリア3PSPのシミュレーションゲームで、このゲームの声優イベントにも参加できて話を聞く事ができました。今回は懲罰部隊の話だとか、ヒロインのリエラは古今東西のヒロインキャラを集めて試行錯誤いろいろと考えたとか、ミニスカートは男のロマンとか…。

 この戦ヴァルステージイベントの後に、Project DIVA 2ndのステージイベントがあって、ミク(藤田咲さん)とリンレン(下田麻美さん)の声優さんが出てました。このイベントには参加できませんでしたが、遠巻きで歩きながら見てました。そうすると、スクリーンにナムコアイドルマスターのロゴが出てきて、GO MY WAY!!の歌が聞こえてきました。何故にセガでアイマスが!?って思って調べてみると、アイマスの歌をミクに歌わせて、それをDIVAダウンロードコンテンツにするという話。セガのステージなのに、今井麻美さん・中村繪里子さん・下田麻美さん3人揃ってGO MY WAY!!を熱唱するなんて、セガ意表を突いたサプライズをやってくれたな〜と関心。戦ヴァル同様、ステージ前には人が溢れ、大盛況なステージイベントになりました。

 龍が如くといえば、架空の新宿(神室町)を舞台にした任侠ものでしたが、今回はタイトルが龍が如く OF THE END。この名前…何かどこかで聞いた様な響きだなぁ…と思った貴方、その通り。今回は相手がゾンビで、銃を使い倒していくゲームです。まさにハウス・オブ・ザ・デッド龍が如く版ですが、しっかりとプレイスポットは健在していて、キャバクラやボウリングといった遊び場所も存在。どういう流れでゾンビになったのかが謎ですが、こういう弾けっぷりも潔くて面白いかも?


そのアイマスでバンダイナムコゲームズやっちゃった…

 

 バンダイナムコも、シリーズ物やバンダイの強みでもある版権もので色々なゲームを出展していました。テイルズシリーズや、ドラゴンボールNARUTOなど、色んなファン層が入り交じるブースに。

 ところが、今回大変な事が起きてしまいました。アイドルマスターの続編が出るという事で、ブース内ではなくゲームショウ特設ステージで決起集会と銘打ってゲームの発表会が行われましたが、そこでかなり重大かつショッキングな事が発表されました。
 前作でプロデュースできていたキャラが4人カット(別ユニットとして独立、NPC化)されてしまった事、ライバルとして男3人組が登場した事…ステージ前で期待に胸を膨らませていた人にとっては地獄に叩き落とされました。その後、オンライン対戦が出来なくなった事、残った9人を3組に分けてCDを販売して一番売上が良かったユニットで別のCDを出すという事も分かり、さらに追い打ちをかける事に…。

 私はアイマスに関してプレイした事はありませんが、ある程度基本的な知識は持っているし、ハイレベルなニコマス動画を見て関心したりしています。その私から見ても、この変更は本当に改悪で大変な事をやってしまったな…と思いました。
 一番酷いと思ったのは、今までプロデュースできてた4キャラのカット。続編で出てきたキャラが次作でいなくなるというのは、慎重にやらないと揉めるのを分かってなかったんでしょうか?先日も、コナミQMA7でキャラクターの入替があった時はだいぶ揉めましたからね。DDRも過去に引継曲がほとんどカットされてブーイングの嵐になった事も…。ましてや、プレイヤーがキャラクターをプロデュースするというアイマス…そのキャラへの思いも強いはず。そのキャラが次作で使えなくなるなんて、本当にショックだと思います。
 あと、3ユニットに分けてCDの売上を競い、一番良かったユニットで次のCDを出す…まさにAKB商法。ただでさえこの商法については物議を醸しているのに、これをわざわざアイマスでやるなんて…一体誰の判断なんでしょうか。こんなので「決起集会」だの「団結」とかどの口が言うのやら…。
 実際、この騒動で離れようとしている人、様子見している人、だいぶいる様です。ニコマスPの中には、今回の件で納得ができず公開していたアイマス動画を全て削除して活動を停止してしまった人も現れてます。今後、どんな展開になってしまうのか気になります。

 バンナムでは、リッジレーサー7 3Dライセンスバージョンをプレイ。これは、最近流行りの3D立体視を使ったリッジレーサーで、メガネを使うタイプのもの。家電量販店で映画の3D映像は見たことがありますが、ゲームで3Dは初体験。どんな感じなのかな〜とドキドキしながらメガネをかけて見てみると…これが本当に3Dに見える!ライバルカーや背景が見事に3Dで再現されていたのはすごかった!
 …って思ったのは、メガネをかけた瞬間と1周目だけでした。実際、ゲームをプレイしていると最初は目新しさで凄さが伝わってきましたが、慣れてきてゲームに集中してくるとライバルカーしか見なくなってきて背景には気が向かなくなってきました。ライバルカーも、位置が分かれば3D関係なく避けるだけなので3Dの恩恵が薄くなる。初見の驚きがプレイの最後まで続かなかったのが自分としては謎でした。もっと自分的に何かインパクトが足りなかったのかなぁ…。もっと画面全体でプレイできる、3Dシューティングなんか3D立体視の恩恵を受けそうな感じがします。


この操作…マイクロソフト過去にも見た様な…

  

 今回も白を基調としたブース作りと、大型モニタに映し出されるゲームの数々に見入る人たちで賑わっていたマイクロソフト。今回は、Kinectという新しいコントローラーを紹介していました(残念ながら写真はありません)。

 これは、テレビ画面の下にセンサーを設置して体の動きを読み取り、それをゲーム内で再現してプレイするXBOX360では新しい試み。以前、ソニーPS2でもEteToyというカメラを使って体の動きを検知して、それを使ってゲームをプレイするという物がありましたが、あれとほぼ同じと思ってくれて良いと思います。違う点とすると、EyeToyはプレイヤー自身をカメラで撮影しゲーム画面に表示、その画像を使ってプレイするといった遊び方なのに対し、Kinectはプレイヤー自身をゲーム内で表示する事は無く、あくまで動きを検知するだけで、その検知された情報をもとにゲーム内のキャラクターが動く仕組み。
 試遊台で見たのは、セガソニックがスケボーに乗って周回コースを競うゲームと、ナムコ脳トレ
 ソニックは画面を横に見る様に立ち、まさにスケボーに立っているかの様な姿勢でプレイします。ちゃんと片足で地面を蹴るように漕ぐと、ゲーム内のソニックも地面を蹴って加速したり、カーブは体を傾ける事で左右に移動でき、花壇の上にあるリングを手で取るように腕を横に上げるとソニックも腕を上げたり、結構細かい動きまでキャッチできていました。驚いたのは、モニタ前に2人立った状態で2人同時プレイが可能な事。1人1台じゃなくて、1台あれば2人認識できて一緒にプレイできる、これには驚きました。それでいて、ちゃんと2人分の動きを正確に認識していたのはビックリ。ここまで進化したんだな〜って思いました。
 脳トレは、足し算の結果を画面内のキャラを動かして解答を指さしたり、時間が表示されたら両腕を使ってアナログで表現したり、数字の大小を腕を使って不等号を作り解答したり。脳トレは大人にも人気があるゲーム?でしたが、今までDSで書いていたりボタンで解答していた物を体全体を使って解答するという珍しさで、家族連れが興味深そうに見ていました。

 個人的には、このKinectを使った動物と触れ合うゲーム?が気になりました。私が見た時は、画面にライオンの子供が映し出されていて、プレイヤーがなでる動作をすると懐いてくるんですよ。何かすごく癒されそうだな〜って思いました。

 他にもサードパーティーで出しているゲームを色々と試遊台で置いてありました。そのメーカーでは結構混んでいるゲームでも、ここに来るとあまり待たずにプレイできるゲームもあって、意外と穴場でしたよ。次回はダメもとで行ってみてはどうでしょ?


この光景…コナミ去年も見た様な…

  

 ステージでPSP版メタルギアソリッド ピースウォーカー決勝大会が開催されて、通路に溢れんばかりの観衆。みんなメタルギア好きなんだね〜。

 上のマイクロソフトブースでKinectを紹介しましたが、それを使ったダンスゲームのDance Evolutionが試遊台でありました。コナミダンスゲーム…だと?これはプレイせざるを得ない!と思いましたが、他の人のプレイを見て躊躇。
 と言うのは、Kinectなので体全体を使ったダンスゲームで、踊りを知らないと下手な盆踊りになってしまいそうだったので…。画面のダンサーに合わせてこっちも同じダンスをするゲームなので、知らないと慌てっぷりが恥ずかしい…。これって、以前パラパラパラダイスというゲームが出てましたが、まさにその雰囲気そのままって感じで、これをギャラリーの前で踊るのはちょっと躊躇いました。でも、体全体の動きが読めるなら、マーシャルビートなんかも出来そうな予感。健康ブームで出しそうな気がします。

 テレビの報道番組にまで取り上げられる(捏造があったらしいですが)程に賑わっているラブプラス。今回は、+でデータ配信があった様です。

 この光景…去年も見た様な記憶が…確かスクエニブースのドラクエ…だった様な…。


この形…ソニーコンピュータエンターテイメントどこかで見た様な…

 

 XBOX360Kinectというモーションキャプチャのコントローラー?に対抗…って訳ではないでしょうが、こちらもコントローラーのボタンで操作するのではなく、コントローラー自体の動きを検知して操作するモーションコントローラ「PlayStation Move」を発表。これを使ったゲームをいくつか展示していました。ぶっちゃけ、Wiiのコントローラーと思ってくれて良いかも。ちゃんと両手で操作するヌンチャクタイプも出ますので。
 注意点としては、このコントローラー単体では動きません。これと、PlayStation Eyeカメラがセットになって、初めて動きを認識してくれます。意外と認識できる動作は幅広い様で、上下左右に振るだけではなく、奥行きもしっかりと認識できるみたいなので、こちらも体全体を動かすゲームが色々と出てくるかもしれません。

 それ以外のゲームではグランツーリスモ5リトルビッグプラネット2といったPS3のゲームや、3D立体視PlayStation Moveを使ったビリヤードゲームなんかも試遊させていましたが、毎回もったいないと思うのが、マイクロソフトブース同様サードパーティのゲームも数多く試遊台で置いている為、1ゲームあたりの試遊台が少なく、折角の自社ゲームが試遊しにくい(台数が少ない)事。浅く広く、って感じで色んなゲームが数台ずつ置かれているので、回転率が悪くなかなか試遊できない。確かに自社のゲームだけでは華が少ないかもしれませんが、他のブースでも同じゲームが試遊できるならそのゲームはそのメーカーに任せた方が良いかもしれません。
 マイクロソフトは自社ゲームがあまり無いので逆にサードパーティに助けてもらってる感じがしますが、ソニーは自社ゲームが多いからもっとアピールするべきかと…。


混雑は無かったカプコン整理券が無かった

 

 今回、一番混雑しそうだったのがカプコンPSP版のモンスターハンターポータブル3が体験できるという事で、かなりの人数が来ると予想され今回も整理券配布に。前々回、猛烈な混雑を招いたWiiモンスターハンターtriで勉強して前回は整理券配布でした。しかし、あまりにも人がブースに押し寄せすぎて、整理券を求める人でごった返してしまった為、今回はブースで整理券を配るのではなく、会場入口(ホール1)で入場ゲートを分けてモンハン3の整理券を欲しい人を隔離して配布する様にしました。
 上にも書いた通り、1日目は朝8時15分頃、2日目は朝8時前には会場へ着いて入場待機列に並びました。それでも整理券を入手する事ができませんでした。唯一、1日目はキャンセル待ち券がもらえましたが、あくまでキャンセル待ちなので当然キャンセルが発生しないとプレイできません。一応、30分くらい並んで様子を見てみましたが、全く列が進まなかったので諦めました。待ち続けてプレイできる保証は無いし、それなら他のゲームをプレイした方が良いと思ったので。

 

 ブースの作りは結構小間を広く取って色々なゲームを試遊させていました。モンハン3に関しては専用のコーナーを設置して試遊させる気合いの入れ様でしたが、それ以上に試遊したい人が多かったって事でしょうか。この需要を満たすとしたら、カプコンブース全体をモンハン3一色にして試遊台を数多く設置するしかなさそうです…前回のレベルファイブDS250台みたいな。

 あと、マーヴルvsカプコン3逆転検事2の専用コーナーも設置されて、常時混雑していました。最近のカプコンは、アーケードは寂しいですが家庭用ではヒット作に恵まれて元気が良いです。


弾け過ぎちゃってアルケミスト主催者側から中止要請

 

 家庭用ゲーム機でギャルゲーを色々と出しているアルケミスト。今回は、PS3うみねこのなく頃にXBOX360ぎゃる☆がんの2つを出展して、ぎゃる☆がんのみ試遊させていましたが…試遊台1つしか無かった…。

 写真は、アルケミストブースに置いてあった痛車。1日目は左側のうみねこが表にあって、2日目は右側のぎゃる☆がんが表に…いわゆるリバーシブルってやつです。この2日目の時に、車の後ろが開いてそこに試遊台が設置してありました…1台だけ。ちなみに、同じゲームがマイクロソフトブースにも置いてあったので、実はそっちに行った方が早かったかも…?

 実はこのブース、業者日でちょっと弾けすぎた展示?をやってしまい、主催者側から中止の要請が出ました。その内容は…水着美女に水鉄砲を使って水をぶっかけるイベント。正直、ゲームとの関係が…ちょっとあるぎゃる☆がんのプロモーションらしい)けど、お子様も来るイベントで大きいお兄さんが美女に水をかける所なんて見られたら…という事で、主催者側から中止を叩きつけられました。あと、電化製品が多い会場で水を飛ばすのは危ないってのもあるかも。

 とりあえず中止の要請を受けて一般日に…強行してしまったらしいです。私が実際に確認した訳ではないですが、ググってみると最終日に強行突破とか言ってぶっかけイベントをやってしまった模様。ただ、業者日の時と違って規模はだいぶ縮小されていて、業者日はブース前でおおっぴらにやっていたのが、一般日は展示してある車の中でこぢんまりとやっていたそうです。車内をビニールでしっかりと防水して、その中に美女を乗せ、そこに向けて水鉄砲。小さいながらもやっちまった感があるアルケミスト、次回は参加できるのでしょうか…?


貴方もこれでUBIソフトマイケルジャクソン?

 UBIソフトというとアサシンクリードですね。今回も新作のブラザーフッドを出展していましたが、それよりも気になったのがMichael Jackson: The Experienceというゲーム。

 このゲームは、マイケルジャクソンの楽曲を使って踊るゲームで、Wiiコントローラーを握りながら画面のマイケルと同じ踊りを正確に真似て点数を稼ぎます。コナミDanceEvolutionとシステムは同じと思ってくれて良いかな。ただ、モーションがWiiコントローラーの位置情報しか把握しないので、意外とアバウトでも点数が稼げそうな予感。コントローラーの位置さえ合っていれば点数がもらえる様に見えたので。

 ブースではダンスが上手い人を使い、Wiiコントローラーを右手に持って実際に踊ってプレイの雰囲気を紹介していて、Smooth CriminalBlack Or Whiteの2曲を使っていました。当然、マイケルの踊りを完全に再現していません。あの踊りを素人がどう頑張っても真似なんて出来ませんから。かなり省略している所がありますが、雰囲気はつかめていると思うので、ファンはちょっとチェックしてみるといいかも。


続編いろいろスクウェアエニックススクウェア色が濃かった?

 今回のスクエニクローズドは無し、オープンで色々とゲームを紹介していましたが、ちょっとスクリーンの配置が悪かったかな…。背後には人通りが多いコナミセガがあって、隣が物販コーナーで買い物をする為の列が…。終日スクリーン周辺は結構混みまくりで、立ち止まって見たくても「立ち止まらないで〜」と言われるし、かといってスクリーン前は既に人でいっぱいだし…一体どうしたものか。

 ゲームはディシディア ファイナルファンタジーの続編や、懐かしのサガ3DSでリメイクといった、スクウェア系のゲームが多かった印象を受けました。懐かしどころというと、タクティクスオウガの続編?ですかね。もう何て言うか、トレーラーの曲を聴いただけでこみ上げてくる何かを感じましたよ…やっぱりオウガバトルのBGMは名曲揃いだわ。


今回もぶるるんアイレム配ってました

 アイレムは今回も絶体絶命都市シリーズを出していました。それ以外にも、パチパラ16というパチンコシミュレータや、戦国絵札遊戯 不如帰 大乱というカードシミュレーションを出展。ステージでは、アイレム作品のテーマソングを数多く歌っている飯田舞さんがライブで弾き語りしていました。

 今回、ゲームショウでは7ホールの一部を飲食スペースにしていて、ここに屋台が並んで食事をしたり休憩する事ができましたが、この場所にアイレム屋台を出して絶対絶命カレーを販売していました。評判が良く、午後には完売してしまった為に食べられませんでしたが、一体どんな味のカレーだったのでしょうか…何やら金沢風という事らしかったのですが。


入口真っ正面コーエーテクモいつもの場所にいる安定感

 会場入口から最初に見えてくるブースがコーエーテクモ。ここ数回は入口前に鎮座している事が多く、このブースを見ると「今回も始まっちまったな!」と気合いが入ります。

 今年、真・三国無双が10周年という事で、ステージイベントでコスプレコンテストをやっていて、たまたま側を通ったときに見ましたが、やっぱり武将のコスプレは気合いが入っていて本当にすごかった。
 他のステージイベントで、ネオロマンスゲームの新作を紹介していた時は、同じ日にパシフィコ横浜で行われていた「ネオロマンス10YearsLove」というイベントと生中継でつないで、出演者どうしでトークショーをする予定でした。しかし、回線の不調だか何だかで会話が一方通行になってしまい、向こうからの声は聞こえてきて、こっちからの声が届いていなかったらしい。
 ちなみに、ナムコアイマス同様こちらでも重大な発表があって賛否両論で揉めている模様。女性向け恋愛ゲームの「遙かなる時空の中で5」で、過去のシリーズの間ずーっと変えてなかった声優陣を、今回思い切って一新。それをこのステージで発表したそうですが、やはり初代から付いてきたファンにとって声優が変わってしまう事に戸惑いが大きい様です。やはり、固定ファンにとっては昔から変わってない声優で続けてきたのが、今回一新される違和感納得できない人が多いみたいです。今までの流れを変えるというのは大変なんですね…。


今回の大型バッグガマニアここのみ配布

 

 オンラインゲームを数多く持っているガマニア。今回の東京ゲームショウで、唯一大型の肩掛けバッグを配布していたのがここ。以前は色んなメーカーが持ち帰るのが困るくらいに配布していたのが、ここ数年は1,2社しか配布していません。配布物をもらった時に入れる袋って結構大事で、毎回どこで配布しているかチェックしていましたが、今年はここだけだったので、朝のスタートはここでバッグをもらってから動き始めてました。

 たまたま通りがかった時に、ルーセントハートというゲームの紹介をステージでやっているのを見ましたが、その舞台で何か見た事のある人を発見。

 

 ジャパネットたかたの高田社長!?と思ったけど、よく見たら物真似芸人のビューティーこくぶさんでした。この人、マジでそっくりだわ。


紳士からD3パブリッシャー淑女まで

 大きいお兄さんからお姉さんまで、色んな人が押し寄せていたD3パブリッシャーブース。お兄さんはドリームクラブ、お姉さんは乙女ゲーのラジオ公開録音や維新恋華 龍馬外伝檜山修之さんと野島健児さんのトークショー。何かステージイベントが始まる度に、ステージ前が賑わっていました。

 今回、ドリームクラブは0(ZERO)と前作より5ヶ月前からのお話だそうで、基本的にはキャラの入替やカットは無さそう。逆に3人加わるという事なので、一応ゼロという事でナンバリングタイトルらしく、前作を踏襲しつつ何かを加えるといった続編の王道を無難に進んだ内容になってそうです。ドリームクラブに関しては、アイマス同様東京ゲームショウ特設ステージでライブがあったみたいで、こちらは大盛況。ファンの期待どおりの内容だった、って事でしょうか。


今回は地味レベルファイブでも結構混んでた

 前回、250台のDSを試遊台で用意した力業を見せたレベルファイブですが、今回は普通にゲーム別のコーナーを作り試遊させるスタイルに変更。一番混んでいたのは、PS3DS版のニノ国。やっぱりスタッフが豪華なのと、キャラデザにスタジオジブリを使う事で話題性も抜群、終日混雑していました。

 そんな中、私はPSPダンボール戦記をプレイ。これは自分の戦闘ロボットを色々とカスタマイズしながら対戦する格ゲー。カスタマイズ内容によって攻撃手段が変わったり、防御力に長けたり色々なパターンが作れそうです。試遊ではそのカスタマイズは出来ない状態でいきなり実戦になった訳ですが、対CPUがかしこくなかった事もあり、ボタンを適当に連打しているだけで技が出てフルボッコにしてました。これが製品版になると、戦う相手でカスタマイズして、戦術を考えて…結構奥が深くなりそう?


巨大なカードでブシロードヴィクトリースパーク

 カードゲームのブシロードは、今回展示ブースと物販ブースを出展。その展示ブースでは巨大なカードを使ったヴィクトリースパークをプレイしていました。

 ブースの外にある大きなライブモニタの写真なので分かりづらいですが、畳半畳はあろうかという大きなカードを動かしています。このプレイマットの側に高台があって、そこからデモプレイが見られたそうです。


今回の感想です(シメとも言います)

 ゲームショウ特設ステージでは、アイマスドリームクラブのスペシャルステージ以外にも、日本ゲーム大賞の授賞式もありました。その関連で、有野課長アメリカザリガニが出演して大賞の予想をするステージイベントを少し見てきましたが、観客席はほぼ満員で賑わってました。

  

 こちらはセガブース。最終日の最終ステージでライブがありました。ソニックのボーカルを歌っているTRUE BLUEと、いつものH.のライブが2つ連続であって、両方とも盛り上がりまくり。H.のライブでは、光吉猛修さんがDIVA 2ndのOP曲「こっち向いて Baby」を熱唱!結構恥ずかしい歌詞がある所で半分テレながら歌ってる所を見て、これ何て罰ゲーム?とか思いながらも、こんな盛大に最後を迎えられて本当に良かったと思いました。

 今年の入場者数が発表されて、4日間トータルで20万人オーバー。一般初日の18日が最も多く81,469人、翌19日は77,185人。18日は、前年比+2万人という大幅増。3連休の初日という事でカレンダー的に恵まれてた事、天気が良かった事、色々と重なっての入場者数増につながった気がします。これだけ人が来た訳ですから、試遊台がどこも長蛇の列になったり、お昼時に休憩コーナーが食事する人たちでごった返すのも納得できます。

 去年、コナミエリア限定ワンセグを放送して、会場内でステージ前にいなくてもワンセグ放送でイベントの模様がリアルタイムで見る事ができ便利だな〜って思いましたが、今年はワンセグ放送が無く代わりにUstreamを使ってインターネット配信をしていました。コナミ以外でも、セガアークシステムワークスカプコンコーエーテクモソニーでもブース内の雰囲気やステージイベントをネット配信していました。わざわざ混雑した所へ行かなくても、家にいながらにして会場の雰囲気が味わえた様です。
 正直、最近のゲームショウは会場に行っても混雑で試遊できるゲームは少ないし、もらえるグッズも紙のカタログが多くDVDや体験版の配布はほとんどありません。ステージイベントも整理券がもらえず遠巻きに見る事しかできず、ただ混雑した所へ行くだけって感じになってる印象が強いです。行ったとしてもゲームショウというお祭りの雰囲気を味わう程度なので、無駄に労力を使うくらいなら、家でマッタリとネット配信を見るのも良いかもしれません。それでも私は、そのお祭りを味わいたいので来年も行きたいと思ってますけどね。

 東京ゲームショウ2010のレポートはここまで。また長文ダラダラになってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。次回は…来年のAOUですね。もし行けたら、またレポート書きます。

 


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