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財産管理としての成年後見
21世紀の高齢社会にむけて、2000年4月に介護保険と同時に成年後見制度が施行されました。
この成年後見制度は判断能力の衰えた方の衰えた部分を、他の人が補ってを支援し、その人のために財産管理や法的支援等をして権利侵害を防ぐための制度です。
21世紀社会はどの様な社会になるのだろうか

@65才以上の方の全人口に占める割合(「日本の将来の推計人口」より平成9年1月推計)

1900年   12%   2000年 17%  

2025年   27%   2050年 32%

A貯蓄と負債 残高(平成8年版厚生白書より)

65才以上 貯蓄2500万 負債300万 

40代    貯蓄900万  負債600万

20代    貯蓄300万  負債400万

B呆ける確率(平成8年版厚生白書より)

65才から79才 3−4%   

85才以上    24%

C老後を子供に頼るか(毎日新聞社人口問題調査会 全国家族計画世論調査より)

1950年頼る60% 頼らない20% ・・・1960年頃両方とも40%となり

1995年頼る20% 頼らない60% 

1998年ある企業を対象に私が行った結果もほぼ1995年のような結果になりました。そしてその理由の殆どが「子供に迷惑をかけたくない」でした。

D将来の寿命の予測(サンフランシスコ2001年2月18日=共同通信より)

平均寿命が85歳に達する年

@フランス=2033年 A日本=2035年    B米国=2182年

平均寿命が100歳に達するとき

@Aフランス・日本=22世紀 B米国=26世紀

米イリノイ大のジェイ・オルシャンスキー博士らが日本、フランス、米国の1985年から95年までの、年齢層ごとの死亡率の変化を調査を元に、サンフランシスコで開催中の米科学振興協会総会での発表

この数字の私の理解  

@紅白歌合戦→2025年には4分の1以上の出場者は高齢者向けの歌手になる・・・というよりターゲットを高齢者に絞った「紅白歌合戦」になる。

A高齢者向け商品等積極的に開発される・・・・身内に頼らずに楽しく生きられる

B医学の進歩により、この数値は飛躍的に減少するはず。

C 「子供に頼らない」という数値はさらに増加すると思うが、その理由は@ABから類推する「子供に迷惑をかけたくない」という理由ではなく、もっと前向きな理由になる。

D高齢期が人生の大きな部分を占めるようになる

結論:自立した明るく楽しく豊かな高齢時代たの到来。しかも人生の付録ではなく重要な又は充実した時期となる。

その高齢時代を根底のところで支えるのが介護保険と成年後見制度