トラブル情報(0034)


不具合:ミッション・クラッチを繋いでも車輌動かず

項目 内容
不具合内容 クラッチを繋ぎ始動しようとしても、車輌が動かない。
変速は可能であるが、ミッション・トランスファ辺りからゴリゴリ音がし、
何か空回りしている感じがする。

ミッション側のメインシャフトのスプライン(もしくはトランスファのギア部のヤマ)が削れ
ミッションからの動力がトランスファ側へ伝わらない。
対象車種 共通
構成区分 Gearbox & Transfer Box
処置/対策方法 ミッション・トランスファを車輌より下ろし、
ミッション側のメインシャフト、およびトランスファ側のギア交換
必要部品 <メインシャフト>
LT77の場合・・・STC1889 Shaft-main manual transmission(88.40GBP・・・社外品)
R380の場合・・・TUD101720 Shaft-main manual transmission(79.04GBP・・・社外品)
純正の場合、おそらく340GBPくらいでは?

<トランスファ・ギア>
FTC4962 Gear-Mainshaft(208.65GBP)


実際の交換となれば、上記以外にも、ベアリング、シール、等々、諸々の部品が必要となる。
詳細は、パーツカタログとニラメッコ!
技術料目安 相当に頑張れば自力で交換可能。
部品取り車から、ミッション・トランスファーを移植した方が早い。
スペシャルショップでも、二桁万円は確実と思われる。
前兆の有無 クラッチの滑りに似た感じ(駆動のダルさ)があるのでは?
予防点検/予防策 予防点検ではないが、以下の方法でミッション・トランスファーを下ろさなくても確認が可能と思われる。

1)トランスファの後方部カバーを取り外す。



2)以下のような状況であれば、時間の問題、、、。

備考 こうなる過程の想定ではあるが、、、

1)派手な泥沼走行、水遊び等々によりミッション、トランスファー内に水分進入。
2)そのまま放置し、サビ発生。
3)時々、稼動

上記、1)〜3)、もしくは2)〜3)を繰り返す事により、サビとグリスが混合し研磨剤となり山を削る。
最終的には、山が無くなり不動となる。

やはり、水遊び等を行った後は、各種オイル類の点検(もしくは交換)を行い、
オイル管理を怠らないことが得策だと思われる。

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