| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 不具合内容 |
クラッチを繋ぎ始動しようとしても、車輌が動かない。 変速は可能であるが、ミッション・トランスファ辺りからゴリゴリ音がし、 何か空回りしている感じがする。 ミッション側のメインシャフトのスプライン(もしくはトランスファのギア部のヤマ)が削れ ミッションからの動力がトランスファ側へ伝わらない。 |
| 対象車種 | 共通 |
| 構成区分 | Gearbox & Transfer Box |
| 処置/対策方法 |
ミッション・トランスファを車輌より下ろし、 ミッション側のメインシャフト、およびトランスファ側のギア交換 |
| 必要部品 |
<メインシャフト> LT77の場合・・・STC1889 Shaft-main manual transmission(88.40GBP・・・社外品) R380の場合・・・TUD101720 Shaft-main manual transmission(79.04GBP・・・社外品) 純正の場合、おそらく340GBPくらいでは? <トランスファ・ギア> FTC4962 Gear-Mainshaft(208.65GBP) 実際の交換となれば、上記以外にも、ベアリング、シール、等々、諸々の部品が必要となる。 詳細は、パーツカタログとニラメッコ! |
| 技術料目安 |
相当に頑張れば自力で交換可能。 部品取り車から、ミッション・トランスファーを移植した方が早い。 スペシャルショップでも、二桁万円は確実と思われる。 |
| 前兆の有無 |
クラッチの滑りに似た感じ(駆動のダルさ)があるのでは? |
| 予防点検/予防策 |
予防点検ではないが、以下の方法でミッション・トランスファーを下ろさなくても確認が可能と思われる。 1)トランスファの後方部カバーを取り外す。 ![]() 2)以下のような状況であれば、時間の問題、、、。 ![]() |
| 備考 |
こうなる過程の想定ではあるが、、、 1)派手な泥沼走行、水遊び等々によりミッション、トランスファー内に水分進入。 2)そのまま放置し、サビ発生。 3)時々、稼動 上記、1)〜3)、もしくは2)〜3)を繰り返す事により、サビとグリスが混合し研磨剤となり山を削る。 最終的には、山が無くなり不動となる。 やはり、水遊び等を行った後は、各種オイル類の点検(もしくは交換)を行い、 オイル管理を怠らないことが得策だと思われる。 |