ロンドン・レポート(2)


 今度は印象に残った場面や失敗談などです。(^_^;)  <滞在した場所>  ロンドン郊外の義弟の家。地下鉄の駅から歩いて10分程の小高い丘の上の  レンガ造りの建物の5階。向こうではFLATと呼ばれるアパートの一種らしい  が、中は広く寝室が2つにバス・トイレも2つ。家賃を聞いたら日本円で約  35万とのこと。(ひえ〜)まさに豪華マンションでした。監視員付きのプー  ルにジム、カードキー併用でセキュリティは万全。シャッター付きの地下の  車庫にはベンツなどの高級車がズラリ。(ちなみに給与の住居手当てでほぼ  賄えるらしい)  <おいしい紅茶>  毎朝、毎晩、大量に紅茶を飲んだ。これは義弟の奥さんが入れてくれたもの  だが、カップも大きく、本場だけに紅茶はうまい。何度もおかわりして飲ん  だ。とくに「レディ・アール・グレイ」という銘柄は気に入った。  <甥っこと長女>  義弟は機関車トーマスおたくの(笑)3歳児との3人暮らしだが、甥は女の子  2人の従姉妹と初めて遊んだわけだ。(2年半前に渡英している)仲良く遊  べるか心配だったが、すぐに馴染んだ。特に面倒見のよい長女には人一倍慕っ  て、帰りのお見送りの空港ではかわいそうなほどだった。(繋いだ手を離さ  なかった)  <機関車トーマス>  ロンドンに到着するなり、義弟が二つのスケジュールを見せてくれた。機関  車トーマスに乗ることと、野外のクラシックコンサートだった。  日曜日、高速を40分程さらに郊外へと飛ばして、トーマスの発つ駅へ到着。  イギリスの各地で、こうした催しを定期的に行っているらしい。トーマスを  産んだお国柄だけありパフォーマンスは最高で、出発前には登場人物そっく  りの車掌が来て、いろいろと説明してくれる。英語だが、義弟の通訳で、今  トーマスはのどが乾いて水を飲んでいる、などと話していたそうだ。(^_^)  往復1時間程の小さな旅だったが、子どもたちは大喜びした。  ※ちなみに、トーマスのスナップで車掌の前の親子3人が義弟一家  <野外コンサート>  土曜日の晩は、KENWOOD と呼ばれる地区で行われたクラシックの野外コンサー  トに出かけた。夏休み中開催しているとのことだが、土曜日は最後に花火が  上がるということで、客席にあたる広大な芝生は観客でいっぱいになった。  それぞれのグループがこの日を楽しみにしているらしく、食べ切れない程の  ご馳走とワインやシャンパンを持参でここにやってくるそうだ。私たちも音  楽と花火の素晴らしい夜を満喫した。(ビールとおいしいワインを飲みずぎ  て、例によって一時間程気絶していた私。トホホ...)  <通じない英語>  大英博物館の正面のパブは他のSIGで事前に情報を得ていて、外せない場  所だった。雰囲気も最高で、妻は料理、私はビールを頼みに行った。(場所  が店内で別れていた)  英語は苦手なので、身ぶり手振りを多用して注文。ビールのコックは4つあ  るので、とりあえず前の人が頼んだものを1つ注文。しかし、注いでくれた  のはジョッキではなくグラス。(半分ほどしか入らない)なんだか子供扱い  されたみたいで悔しいので、一気に飲み干して、再度注文。今度は前の人の  を配る前にこれと同じものを、とオーダー。今度はちゃんと一人前(^_^;)の  が飲めた。おかげで2種類のビールが飲めたのでよしとしよう。(^_^)  3日目の夕食は野菜不足を感じて、ピカデリーサーカス付近の中華街へ繰り  出した。野菜炒めとラーメンとお粥とマーボー豆腐を注文。が、ラーメンは  焼きそば、お粥はただのご飯だった。またしてもメニューの英語を理解でき  なかったのだ。(^_^;)  5日目は義弟が休みだったので車で市内まで送ってもらった。帰りは電車で  と、初めて自動販売機で切符を買う。(それまでは毎朝、終日飲り放題のチ  ケットを家族分まとめて窓口で買っていた)  大人の片道切符は簡単に買えたが、子供用をどうやって買うのかわからず窓  口へ。ちゃんとした文法を使って子供用の**行きの切符が2枚ほしいと告  げる。(そのとき、妻と子供たちはまだ自動販売機の方にいた)どうやら私  の英語は通じたらしいが、ガラスの向こうで若い女の職員が何かしゃべって  いる。意味がわからないそぶりをしていると、半分怒ったような強い口調で  ゆっくりしゃべってくれた。  どうやら、子供もいないのに子供用だけ頼んだので、怪しまれたようだ。私  は自分の切符は持っていると言ったが、妻たちは私の切符とともにまだ遠く  にいたので、ボタンを押すまねをして、自動販売機で買ったことを伝えた。  ふぅ(^_^;)  <ミネラル・ウォーター>  水道水は飲めない?のでミネラル・ウォーターを買って飲むことになる。街  中でもボトルを手にして歩く人を多く見かける。娘が飲みたいと言うので妻  がスーパーで買ったが、炭酸入りのリンゴジュースであった。今度は私が別  の店で「SpringWater」と書いてあるのを買ったが、一口飲んだ娘はしかめっ  面。なんと炭酸入りの水であった。(うまくない)よくボトルを見たら、下  のほうに小さく「SparkringSpringWater」と書いてあった。義弟の話では現  地の人はこれも好んで飲むそうだ。持っていると荷物になるので、もったい  ないけど捨ててしまい、3度目の正直でちゃんと買えた。    ちなみに、日本のようにレストランへ入っても水は出てこないので、ジュー  スと同じ額を払って、幾度かミネラル・ウォーターを注文した。もっとも、  私は他のもので水分をとったから飲むことはなかったが。(^_^;)  <ウォータールー橋>  「風と共に去りぬ」のビビアン・リー主演の私の好きな映画「哀愁」のタイ  トルでもあり、印象的な場面に登場するこの橋を私は一人で渡った。ナショ  ナル・ギャラリーをメインに見たい妻と別行動して、テムズ川の反対側の  像博物館へ行くためだ。橋の両側の景色は対照的で、上の方はビッグベンや  タワーブリッジ、下の方は近代的な建物の街並みが見えた。  ******************************************************************************  ロンドン・レポート(1)へ       戻る