秋蕎麦栽培日記(3) |
いよいよ刈り取りです。
所が、なかなか手入れが出来なかったことや雑草にはとても良い
環境だったこともあって、蕎麦の背丈よりも雑草の背丈の方が
高いのです。
朝9時に、角田さんと私が現地に集合し、手順を決めました。
大きなビニールシートに上に、雑草と一緒に刈り取って、天日に
干し、乾燥したら棒か何かで、蕎麦の実をビニールシートの上に
たたき落とす。その後、蕎麦の実と余分なものをより分けて
収穫しよう、と言うことになりました。二人で、鎌を振りかざし格闘すること3時間半、見事に雑草と
蕎麦の山が出来ました。ビニールシートの上に広げて、乾燥させる
準備が出来たところで、今日の作業は完了です。しかし、それにしても腰が疲れました。これは、一週間くらい
効きそうです。でも、旨い蕎麦を食べるためには頑張らねば・・・。
後は、晴天が続くことを祈っています。
早朝、蕎麦の乾燥具合を見に行った。
ビニールシートの上に広げた蕎麦と雑草達は、夜露に濡れないように
夜は別のビニールシートを被せておいたので、毎朝剥がして
日光に当てるようにしている。
被せたビニールシートの上は、夜露でびっしょりと濡れている。
それを剥がして見ると、刈り取ってから6日目だがかなり
乾燥してきている。後、4〜5日で蕎麦の実と分離させる作業が
出来るであろう。
畑に干して有った蕎麦の実と雑草達を、自宅に持ち帰った。
本当は、広げたビニールシートの上で棒でたたき、実を落とす
作業を行うのだが、何故か時間が取れず、三人で山分けして
自宅に持ち帰り、脱穀の作業を行うことになった。当日、ゴミ袋に詰められた蕎麦の実(でも殆どは、枯れた
草や茎)を分配し、自宅に持ち帰って貰った。
各自が時間を取って脱穀と選別作業を行い、最終的に
何キログラムが収穫できたのか調べることとした。
我が家に分担された蕎麦の茎と雑草達を前に、いよいよ
作業開始である。
縁側に広げたビニールシートの上に枯れた雑草を広げ
上から手でたたくと付いていた実がポロポロと落ちて行く。
その後、枯れた雑草や茎を丁寧に取り除いて行く。最初に山と成っていた雑草は、取り除くと体積が1/20位に
成ってしまった。
全部をかき集めても、とても5kgには届かなそうである。
一体何キロに成るであろうか?
約3時間半程度の作業であったが、座りながらの作業で
またも腰が痛くてたまりません。農家は機械でやってしまうのでしょうが、昔の人はこれらの
作業を全て手作業でやっていたことを考えると頭が下がります。
他のメンバーは、どの様なすすみ具合であろうか、気には
なるが大変だろうと推察します。
昨年から、ずぅーーーーーーっと中断していた、蕎麦の実の処置を
進められた。先日、会社の同僚に「石臼」を貸してくれるよう依頼したら
本日自宅に届けてくれたのである。三人で分担して、ゴミ取りを行った蕎麦の実は、全体で約4.5kg位
であった。取りあえず、三人で均等分割しようと言うことで了承して
貰っているが、何とか粉の状態にして食べてみたいものである。今度の日曜日にでも、石臼で挽いて見よう。
待ちに待った休みがやってきました。
早速、自分でゴミ取りをした蕎麦の実を約650g程取り出して、石臼挽きの
開始です。
ゆっくりと、左手で回し、右手で上の穴から数粒ずつ投入して行きます。
最初はなかなかタイミングが合いません。余分に入れすぎると、石臼が
上滑りのような感じになり、細かく挽けません。初めてから、かれこれ1時間20分くらいで何とか挽き終わりました。
結構重労働です。粉は、60メッシュの篩にかけ、ビニール袋に保管しました。
計ってみると、420gでした。歩留まりは結構高かったようです。その後、早速打ってみました。生粉打ちです。
通常は、加水率は50%位ですが、とても纏まりそうにも有りません。
結局、55%位になったのでしょうか、多少入れすぎた気はします。
色が真っ黒に近いくらいになりました。打っている最中にも、蕎麦の香りは
全然しませんでした。 新鮮(?)な筈なのに、何故かなぁと感じていました。茹でてみると、尚更真っ黒になり、あまり美味しそうには見えません。
水を切って、試食です。
まずいっ!!!
残念ながら、色・艶・香り・味、全てにおいて落第です。
鬼殻が混入したのか、歯に当たります。それも、味を落としている原因でしょう。
残念ながら、石臼での蕎麦挽きは失敗でした。問題は、残った蕎麦をどうするかです。
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