(7) 資金計画

 

 

とっても大切な資金をどのように調達・返済するかを計画する。

自己資金、借入れ金額、借入先、返済計画等々、

事業計画と合わせ綿密に練る必要がある。

計画にお金は付き物、

お金の必要となる時期・用途によって

概ねその調達方法も異なってくる。

番号

大分類

小分類

内容

備考

1.

開業資金

設備資金

土地の入手、店舗の構築、設備の購入、備品の購入など

現有の資源を活用する事が肝要

仕入資金

原材料(丸抜き・食材)の仕入、消耗品の購入など

開店時に必要なオリジナル・グッズなど

2.

運転資金

仕入資金

原材料の仕入、消耗品の購入、水道・光熱費の支払

在庫管理をキッチリと

税金等

一年間を通しての税金の支払

証拠書類の保管


先ずは、開業に必要な資金をピックアップしてみる。

番号

項目

区分

見込み金額

概要

実績

金額

1.

土地購入

設備

12,000千円

100坪として

自宅庭を活用
整備費は必要
擁壁工事。


2.

店舗構築

15,000千円

30坪弱

20坪程度で設計依頼


3.

厨房設備

2,000千円

中古品を利用

必要設備が増えた


4.

外回り整備

2,000千円

駐車場、看板、暖簾等

外部看板


5.

食器

3,000千円

盛り笊、ドンブリ、小皿、箸入れ等の小物

別途明細参照


5.

材料

仕入

200千円

丸抜き、割粉、醤油、みりん、砂糖、天ぷらの食材、鴨肉等

海老、鶏肉・鴨肉、野菜・山葵・ねぎ等、鰹節、油、酒、醤油・味醂、丸抜き・打ち粉、割り粉、天ぷら粉、等など


6.

消耗品

300千円

割箸、伝票、おしぼり、ペーパータオル等



7.

記念品

200千円

開店記念品(オリジナル・グッズ)

見積もり依頼中(2001.9.8)


8.

その他予備費

予備

300千円

調整

全体プロデュース依頼

見積もり金額

合 計

35,000千円



この金額を全額自己資金で賄う事は不可能。
そこで、この中の相当額を借入れる必要がある。
借入先は、親兄弟、親戚、友人、借入れ機関等があるが、
出来る限り借入れ機関から借用して実現したいと
考えた。

番号

借入先

貸付けの種類

内容

備考

1.

国民生活金融公庫

環衛貸付(一般貸付け)

飲食店営業(主にサービス業)を新規に開業する場合が対象となる。
(1) 26歳以上で開業する業種と同じ業種で、経験年数6年以上
(2) 30歳以上の場合は、経験5年以上
(3) 上記以外の場合は、設備資金総額の半分が貸付けの対象

融資金額7200万円以内、返済は13年以内

(1)(2)の場合は、
設備資金総額全額が
貸付けの対象となる

2.

銀行

私の場合、国民生活金融公庫を利用する事で進めます。
申請には、以下の書類と手順が必要です。
この融資は、環境衛生関係の事業を開業(又は営んでいる)する人が
対象となる。
環境衛生関係の仕事とは、飲食店、喫茶店、理容業、美容業、
一般公衆浴場業、サウナ営業、等をさします。
この他にも、食肉販売、ホテル、クリーニング業等が有ります。
融資対象と成るのは、法人の場合(資本金5千万円以下、
従業員100人以下)、個人の場合(従業員100人以下)
です。

ステップ

相手先

内容

備考

1.申請書類作成提出

(社)群馬県環境衛生営業指導センター
*群馬県の場合はこの名称の処ですが、他府県の場合は異なるかも知れません

(1)借入申込書
(2)群馬県知事宛ての推薦書交付願い
(3)新規、独立開業計画書
(3)店舗の平面図
(4)工事見積書又は請け負い契約書の写し
(5)機械・器具・備品などの見積書の写し
(6)土地、家屋などの不動産売買契約書の写し

(1)〜(3)については、規定の様式がある。
群馬県の場合、国民生活金融公庫で貰える

2.第一次審査(書類)

同上

群馬県知事への申請
店舗の保健所との確認

申請書類提出後、1週間程度で国民生活金融公庫宛書類が送付され、本人へ面談日の連絡が入る。

3.面接

国民生活金融公庫

事業計画を元に返済が可能か否かをチェック

詳しくは不明

4.融資

同上

面接がOKになると、1ヶ月後位に融資がなされる

詳しくは不明



問い合わせは、以下。
【相談センター】
1.東京 03−3270−4649
2.名古屋 052−211−4649
3.大阪 06−6536−4649

【群馬県】
国民生活金融公庫 高崎支店(地区毎に異なる)  027−326−1621

【インターネット】
http://www.kokukin.go.jp/



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