夏蕎麦栽培日記(1) 


1999年夏そば(1) 


1998年に挑戦した「夏そば」「秋蕎麦」の栽培には、見事に失敗しました。
昨年の失敗を学習して(?)今年こそ沢山の夏そばを収穫し、
真夏に美味しい新蕎麦を食べたいと念じています。
是非、経過をご覧下さい。



1999年5月7日(金)晴
 
早朝、数日掛けて掘り起こしておいた自宅の庭にある畑に作を切り、「しなの夏そば」を蒔いた。
昨年、奈良の仲野さんから戴いた種を蒔いて収穫したが、残念ながら蒔いた量より
少ない収穫だった。
食べるほどには収穫できなかったので、一年間寝かせておいたものである。
概ね500g位有ったが、300g位を約5坪に蒔いた。
何とか、無事に発芽して欲しいものである。


1999年5月12日(水)晴
 
昨日降った雨が幸いしたのか、蕎麦を蒔いた場所に萌葱色の若葉が
競うように出ています。
見事なものです。通常ですと、3日から4日で発芽するのですが、
畑と種が乾燥していたせいか、なかなか発芽しませんでした。
でも、これで安心です。


1999年5月26日(水)曇り
 
種を蒔いてから今日で20日目、流石に背丈にも大小がはっきりしてきました。
小さいところでは、5cm位。 大きいところでは、15cm位有ります。
日当たりとか、土壌の栄養とか、色んな原因があるのでしょうが、自然の摂理です。
葉っぱは、既に蕎麦の葉と判る形のものが沢山生えてきています。
昨日吹いた強風にもめげずしっかりとしていました。
頑張れ、蕎麦達よ!
1999年6月1日(火) 晴
 
 今朝、背丈は20〜30センチになっていました。相変わらず、育ちの良いところと
悪いところがあります。
よーーく見ると、先端に白っぽいものが付いています。
そうです、蕎麦の花の蕾です。 いよいよ、花の時期が近づいてきます。
楽しみです。
1999年6月12日(土) 晴
 
数日前に強風が吹いて、蕎麦が半分くらい倒れてしまいました。
花が沢山咲いて蝶々が乱舞しているのに、これでは困ります。
そこで、遅まきながら「土寄せ」を行いました。
蕎麦の茎の元に土を寄せて倒れないようにしてあげるのです。
倒れた部分を手でそっと起こし、根元に土を補強してあげるとしっかりと立ちました。
これで、安心です。
1999年6月22日(火) 曇り
 
朝、犬の散歩から帰り、ふと見ると何か先端に付いています。
そうです、蕎麦の実が付いていました。
まだ色は薄い緑色ですが、三角錐のような形で紛れもなく蕎麦の実です。
畑全体を見渡すと結構付いている感じです。
これなら、蒔いた量の5〜10倍くらいは望めそうです。
何か、わくわくしてきました。

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