パラオGTフィッシング倶楽部
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パラオ・GTフィッシング 2006年3月
ファイティング、鳥山戦場
今回は、パラオGT10周年になるにも関わらず、気が乗らない。GT釣りに飽きてしまった訳ではない。ただ、10年前には、2ヶ月も前から、ワクワクしながら準備していたのに、今回は、パッキングをしたのが前日になってしまった。
25年前、スプーンで初めて15cmのヤマメを釣った時、とっても嬉しかった、「幸せ」だった頃が懐かしい。
地元、群馬の詩人で、大正時代に活躍した、萩原朔太郎の「廣瀬川」を思い出した。
廣瀬川白く流れたり。
時さればみな幻想は消えゆかん。
われの生涯(らいふ)を釣らんとして
過去の日川邊に糸をたれしが
ああかの幸福は遠きにすぎさり
ちいさき魚は眼にもとまらず。

釣り師として勝手な解釈をすると、「大きな魚を釣ると、もっと大きな魚を釣り上げたくなる」→「小さな魚を釣った時の幸せ感が薄れる」→「小さな幸せを感じ取る感性が鈍る」→「大きな魚を釣るほど幸せが遠退く」。ライ○ドアの前社長は、これから、もっと大きい魚を探すのだろうか?彼も、パラオで魚釣りをしたのだろうか?などと、生涯(らいふ)について考えてしまった。まぁ、多少は不幸になっても、今年も、大きな魚をイッパイ釣ろう。

   WANDERLEI SILVA ヴァンダレイ・シウバ VS 櫻場
成田空港内のすし屋さんで、時間調整のためにイッパイやってると、ビール一本飲みきる頃に5〜6人のイカツイ外国人が僕から2席空けてカウンター席に座った。特に、すぐ左にいるタンクトップ野郎からは、ただならぬオーラが出ている。一行の中には、腕を骨折している人もいるし、「怖いな・・・」。あまり、顔を上げないようにして、覗き込むと、何処かで見たような?」もう一本ビールを注文して、一杯飲んでから、また、タンクトップ男の顔を覗き込んだ。「間違いない」、「あの人だよ、あの人。絶対に写真を撮るぞ。出来れば一緒に撮ってもらうぞ」。一昨年は、グァム空港のパラオ便の待合所でアントニオ・猪木に会った。本人はお付きもなく一人だったので、多くの日本人観光客に囲まれて写真を撮られてた。「プライベートで来てるんだから、ほっとおいてやれよ。」とか思っていたが、後で後悔した。ヴァンダレイ・シウバ Wanderlei Silva
パラオに着いたら脱ごうと思っていたウィンドシェルを脱いで、キアイを入れて、アイツに近づくと、さすがに慣れているのか、僕の相棒の構えるカメラに向かって、サムアップをしようとした。僕はすかさず、その手を右手で引き寄せ、左手でアイツの肩を抱いて、10年来の友人ぶって写真を撮ってもらった。興奮した。
自分の席に戻って、2〜3杯飲んで、お勘定をすませてから、一行に向かって、最敬礼をして「ありがとうございました。」と体育会系の挨拶をして、すし屋を出た。
ただ、写真を撮り終わった時に「サンキュー・ミスター・ノゲイラ」と耳元で囁いてしまったことだけが、悔やまれる。すし屋を出て、相棒に聞くまで、絶対ノゲイラだと思い込んでいた。何か、今回の釣行の運を、成田で全て使い果たした気がした。
日本に帰ってから、この写真を見て思ったのだが、シウバと僕の間に見えるのは、マウリシオ・ショーグンではないだろうか?右手を肩から包帯で吊っていたのは、彼だったと思う。
 
パラオ初日
パラオの初日は快晴だった。長年お世話になったガイドのタミーは、今年の一月にRITCを辞めてしまったので、今回はアポにお願いした。当日の打ち合わせで、アポはペリリュー行きを予定していたようだったが、初日なので、軽くウーロンの浅瀬で肩慣らしをしてから、沖でGTとキハダをやる事にしてもらった。これが、ラッキーだった。
ターコイズブルーの浅瀬が広がる、ウーロンの海域は僕のお気に入りのスポットだ。特に、ここでのライトタックル・フィッシングが一番好きだ。ライトタックルで始めようとも思ってはみたものの、やっぱり欲が出て、GTポッパーを投げてしまった。はじめは軟いロッドでトビポップを軽く投げて、キャスティングのタイミングを確認してから、愛用のスウェルズ・アイランド79に握り替えた。黒のシーフロッグのブレイドはそのままで、後ろに0/3を付けて(製作者に叱られそう)投げているうちに、GTのアタリ、上げて見ると、15〜6kgくらいのGTだった。その後も連続で3本揚がって、5本目のバイトで、それまで換えずに使っていたシステム共々シーフロッグを持っていかれてしまった。 ウーロン島
その間、多分30〜40分くらいだったと思う。一番大きいのが23kgくらいだろうか。
GT1 GT水面
GT3 GT2
その後も、カスミを一匹とGTが2本上がった。相棒もGT3匹と得意のバラクーダとサメを一匹づつ上げた。9時にPPRの桟橋を出てから12時の昼食時間までに、GT9本とその他3匹の12匹を上げた。もっとも、アポの数え方では、サメがマイナス1ポイントなので、合計10本ということになる。
この日は新月、干満差が大きいので干潮の午後2時から1時間経ってから午後の部を開始した。午前中に釣ってしまったせいか、余裕のスタートだ。暫くすると、アポが「トリヤマ・ヤル?」と聞いてきた。鳥山大好きな僕は「やる、やる」と答えて、アポが見つめる方を探したが、何も見えない。指を指して貰っても見えない。「あっちに、大きい鳥山がある。」と言われて、ボートを随分走らせてから、やっと、鳥山が見えてきた。魚は何かと聞くと、「イナダ」と答えた、いや、そう聞こえた。ツムブリか何かの間違いだろうと思い、ボートが止まるや否やトビペン48gを3号ラインで投入。パラオの鳥山アタリなし。カツオのつもりで投げていると跳ねが見えた。「マグロじゃねぇか」、「It's tuna!」って叫ぶと、アポは「Yes!」と、当たり前だろっ!て感じで答えた。慌てて、ロッドをポッパーに持ち替え、トビポップ130gを鳥めがけて、打ち込むと1投目でキハダが揚がった。その後の鳥山でも、魚は何かと聞くと「イナダ」と答えた。イナダとキハダを間違って覚えたのか?発音が悪いだけか?まぁ、どっちでもいい。彼がイナダと言ったら、ポッパーを鳥目掛けて投げればいいわけだ。ポツポツと8〜12kg位のキハダが揚がった。時間が経てば鳥山もバレてしまうだろうと、相棒は飽きたのか、疲れたのか、2本獲って「本日終了」。あにはからんや、鳥山は膨れて、鳥とマグロの乱舞。「写真のように凄い鳥山」というより、「ロッドを置いて、カメラを向ける余裕のある、散らない鳥山」であった。4投、4本。まさに、マグロの入れ食い。シウバ格闘神のおかげか、マグロのハネ血で、船上は戦場。それでも、相棒は終了モード。結局、40分くらいの間で、僕一人で8本のキハダを上げてしまった。夢のようなひと時だった。午後の部は結局1時間で終了した。この日の釣果は、GT9本、キハダ10本、バラクーダ、カスミ、サメと鳥3羽。アポによると、鳥はマイナス2ポイントなので、9GT+10キハダ+1バラ+1カスミ-1サメ-(2x3鳥)=14ポイントということになる。
パラオ・大漁 パラオ・キハダまぐろ
釣り師の正しいリゾートライフの過ごし方
パラオ・パシフィック・リゾート・PPR
冒頭の前社長と女優等が自家用ジェットを飛ばして、訪れた超高級リゾートとされるのが、PPRだ。今年も、ここにお世話になった。獲れたてのマグロは不味いので、昨日の内に、一本をレストランの冷蔵庫で熟成して貰ってある。レストランにマグロを持っていった時、友人でPPRのマネージャーのサイモンと、彼の部下の大男、フランシスに魚を頼まれた。「旨い魚を2本?」 釣り師が漁師になった瞬間だった。アポが昨日予定していた獲れるペリリューに向かう。午前10時過ぎ、ポイントに到着。今日は、仕事に撤する。今日、水曜日は5時からホテル主催のウェルカムパーティがある。パーティが5時からなので、4時には陸上がりしなくてはならない。貴重な釣り時間を1時間半減らしても、釣り師として重要な儀式が待ってる。
以下省略

ノルマをやっと達成したのが、ぎりぎりの午後3時。ボートを1時間飛ばしてPPRの桟橋に到着。パーティのために人が集まり始めるころ、相棒とキハダを一本づつ下げてココナッツテラスに向かう。パラオ・パシフィック・リゾート・PPR日本人が、横目で通り過ぎる中、殆んどの欧米人は、向こうから近づいて来て、魚の名前を尋ねたり、どうやって釣ったのかについて聞いてくる。僕の中では、釣った魚を見せて、自慢して、釣りの行を完成する。PPRの水曜日の午後5時直前のココナッツテラスは魚を釣った人を見てもらう絶好の舞台だ。見てくれた欧米人に、僕は忘れずに 「I'm very glad to be seen.」と言うことにしている。「魚を持った釣り師の正しいほめ方」を知っている人に対しては、ユーモアと礼節を持って、お応えしたい。
パーティでは、ビール、ココナッツドリンクや各種カクテルと簡単なつまみ類が無料でいただける。今回は、ココナッツテラスの前の砂浜でパーティが開催された。地元の子供たちの戦闘ダンスも人気がある。戦いの後の、平和な時間を満喫する。午後7時には、昨日のマグロの腹の部分で刺身とカルパッチョ、ステーキを頂く予定なので、パーティでの飲食は控え目にしておいた。

パラオ・パシフィック・リゾート・PPR 浜辺でのフリードリンクをチビチビやりながら、夕暮れを待つ。一旦、部屋に帰って、片付けなどしていると、外は綺麗な夕焼けになった。気流の向きが日本とは逆だから、パラオの夕焼けは日本の朝焼けと同じで、明日の天気は悪いのかな?なんて考えながら、赤い空を見ていた。昼間の青い海と夕日の赤、昼間の戦場のような時間と夕暮れのマッタリとした時間。シウバのマウントからの顔面パンチ、膝蹴りと握手したときの優しい笑顔。+と−、静と動。振り子が右に振れたら、同じだけ左に振れるように、コントラストのバランスがいいと両極とも際立つと感じた。
パラオ・パシフィック・リゾート・PPR パラオ・パシフィック・リゾート・PPR
大きな魚を釣りに川から海へ、日本から海外へ。もっと遠くへ行けば、もっと大きな魚がいると思っていた。大きな魚を釣ることが幸せと思っていた。いや、今も大きい魚をいっぱい釣りたいと思っている。今、少し気が付いたことは、サイズや数の絶対値が釣り師を幸せにするのではなく、日本:パラオ、小:大、少:多、寒:暑、の格差が人を幸せにするのかなって感じる。距離がある分だけ、両極のどちらから観ても、他方が綺麗に見える。暑い国で、寒い国を思うと、3月の解禁後にパズデザインのウェーダーにベストを着て、背中にネットを下げて、アングラーズハウスのサングラスをかけて、雪が少し残る、新緑の渓流で、コータック・ヤマメ3gをチョポンと投げたくなった。残雪のモノクロの山で、小さな魚を釣って楽しんだら、椰子と珊瑚のフルカラーの国で、大きな魚を釣ることが、もっと楽しくなるだろうと思った。

P.S.パラオからの機内で同席させていただいた、熊本さんと遠藤さんには、HPへ対してのお励ましを頂き、ありがとうございました。GTビジネスのプロモーション、がんばってください。
今年で、52歳になりますが、日本にはもっと年配のGTアングラーもたくさん居られるので、先輩の皆さんに負けないように、これからも精進していきたいと思います。


パラオ釣行記(GT)2005
パラオ釣行記(GT)2004
パラオ釣行記(GT)2003
パラオ釣行記(GT)2002
パラオ釣行記(GT)2001
ケアンズ釣行記(GT)2000
パラオ釣行記(GT)1999・1998
北海道・サーモンフィッシング1999



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