消防団の話 


★年間行事  ★消防用語  ★消防あれこれ   


消防団の年間行事

  行事  概要 
4月  年度始め  年度始め、新旧交代期です。 
各地区で区長さんに依頼されたボランティアが2年間の約束で入隊します。 
氏名の刺繍された制服、制帽、無線機器、長靴、長革靴が支給されます。 
当然、団員の歓送迎会が開催されます。昨年一年間の在籍団員による「視察 研修旅行」もこの時期に行われます。 
凍結道路を走る為に履いていた「スパイク・タイヤ」を通常のノーマル・タイヤに履き替えます。新人の訓練の一環として、消防車の操作方法指導、実践訓練が行われます。 
5月  新入団員訓練  消防団員としての基本的な所作、言葉、行動計画などが教育されます。 
「気を付け」「整列休め」「整列」「行進」などの動作に係わることや「ポンプ車」「タンク車」「無線」などの名称、扱い方法、各団員への連絡網、緊急出動の方法、出動時の注意事項などがあります。 
6月  特別火防、夜間広報 養蚕農家が多い為、特に火災が発生しやすい時期なので、消防車による夜間広報を行います。 
8月  箕郷ふるさと祭  箕郷町の「ふるさと祭」を盛り上げるために、消防団員全員による「御輿担ぎ」が行われます。年々賑やかに成ってきていますが、何と言っても大人の御輿が祭を盛り上げます。 
9月  防災訓練  朝、5時にサイレンが鳴り、各消防団員が火災現場に駆けつけます。 
勿論、毎年「火災現場」は変更されますので、各分団がどれだけ早く現場に駆けつけられるかが、競争になります。 
火災現場では、小さな家が燃えていますので各消防隊が力を合わせて消火活動を行います。 
鎮火後、町長始め各名士が防災の大切さを訴え、解散します。 
親善ソフトボール大会  箕郷町の各消防隊(消防署、消防団、ラッパ隊など)がチーム編成をして、箕郷町からの賞品を勝ち取り親善を深めるものです。 
全体で、6チーム(広域分署、第一分団2チーム、第二分団、第三分団、ラッパ隊)がトーナメント方式で戦います。 
特別火防、夜間広報 火災予防のため、消防車による夜間広報を行います。 
10月  秋季点検に伴う夜間訓練  消防団のお披露目です。普段の訓練の結果を群馬県知事や、高崎市長、警察署長、町民へ見て貰い、これだけキチンとしています、と言うことを納得し安心して貰います。 
それを「秋季訓練」と言いますが、その為の団体訓練を夜間行います。メインは消火活動の模擬形態を各分団が5名の選手で操作します。 
剣道の型の様なイメージでしょうか。キビキビとした動作、手順を遂行するために意気の合った連携が必要です。晴れの日の点検に向けて、約7〜8回の訓練を行います。 
分団員は昼間勤めがありますので、決められた曜日の夜8時から10時過ぎまで行います。 
秋季点検  いよいよ、訓練の成果を発表する時です。 
毎年、箕郷小学校の校庭で朝8時から午後2時頃まで掛けて、式典が行われます。 
開式宣言、国旗掲揚、操法訓練、機械器具点検、服装点検、応用操法、等が順番に行われ、来賓の方々に見て貰います。最後に来賓の祝辞、消防団員への表彰などが行われ閉式となります。 
11月  全国火災予防運動  箕郷町内各家庭への「火災予防を呼びかけるビラ」配り、消火器の点検、等を行います。 
各分団員が、箕郷町から預かったビラとシールを持って一軒一軒訪問し、火災予防を注意して歩きます。毎戸査察と言います。 
この時に、よく消火器の押し売りと間違われます。ちょっと辛いものがあります。 
12月  歳末夜警  年末年始は各分団の詰め所に宿直し、深夜まで「火の元に気を付けるよう」広報をします。 
年末の25日から31日の夜(元旦の朝)まで、毎晩10〜12名程が泊まり込みます。 
一人2泊位の割り当てで宿泊します。翌朝6時に解散しますが、結構大変です。 
1月  消防出初め式  新年の初行事です。消防署、消防団、自警団の各メンバーが町長と新年の挨拶を交わした後、町中を全員で行進します。勿論、制服制帽に革靴です。 1998年から町中の行進は中断しています。
どんと焼き警戒  地方独自のお祭りかも知れませんが、小正月に無病息災を祈って田圃の中に高い棒を立てその回りに門松、お札、等を立てかけて、朝6時頃に一斉に火を付けます。 
米の粉で作った「繭玉(まゆだま)」を沢山の枝に刺し、火にあぶって食べると一年間病気をしないと言う言い伝えがあり毎年大勢が参加します。ドンド焼きは各区毎に燃やしますので、各地区毎に消防団員が立ち会います。 
2月  親善ボーリング大会  これは、第一分団だけの行事ですが、団員同士の親善のために団の積み立て費の中から賞品を出し、優賞を競うものです。 
3月  春季全国火災予防運動  全国火災予防週間の間、3日ほど消防車による夜間町内巡回と広報を行います。 

消防用語

   消防の仕事をして行く上で必要な言葉、
  しかし関係者以外は使わない言葉を集めてみました。

用語(略称)  正式用語  意味 
火防  災予  正に字の通り、火災予防週間や火災予防運動の時に使用します。 
ポンプ車  放水消防車(?)  水源地や消火栓から水を給水し、その水に圧力を加えて放水できる消防車 。
タンク車  水積載消防車(?)  火災が発生すると真っ先に現場に駆け付け、消火活動をする。大量の水を積載して有り、給水車両が来るまでその水を放水する。 
二重巻き ホースの巻き方 火災現場で、一回で巻き戻しが出来る「ホースの巻き方」。吸入口と放水口を僅かにずらし、真ん中から巻いて行く。結構難しいです。火災現場から引き上げるときには、一重巻きで早く片づけてきます。
 


消防あれこれ

  ●活動

    ○巡視:1ヶ月に3回、夜詰め所に集合し、消防車(2台)に分乗し町内を巡回する。

    ○訓練:団体活動が出来るように、消火訓練、動作訓練、操作訓練などが行われる。

    ○出動:サイレンが鳴ったら24時間どんな場面でも、制服に着替え詰め所に急行する。

        消防車に分乗し、火災現場に急行する。勿論、緊急車両としてサイレンを鳴らし、

        信号無視で一刻も早く到着する。


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