理事長 志賀 聖一 財)地域産学官連携ものづくり研究機構 テクニカルフェロー
3期目にあたって

2021年4月に任期途中で亡くなられた宝田恭之先生のあとを引き継がせてもらい、22年改選で2年間丸1期を24年4月に終え、さらに1期を務めさせていただくことになりました。この間、評議員、理事、監事の一部、および事務員の交替など、いくつかのできごとがありました。ゼロ金利で寄付に頼るしかないと思いながらのスタートでしたが、おかげ様で、右肩あがりの株高により、近年はそれなりの運用益をだすことができ、共同研究の金額も40万円に戻し、かつ11件の採択も実現いたしました。これもひとえに、ボランティア精神のご理解をいただけている、理事、監事、評議員、審議委員の皆様のご支援のたまものと感謝いたしております。そしてなにより、数こそ多くはありませんが、本会の主旨をご理解いただき、寄付金をお寄せいただいたOB/OG諸兄のおかげ様であります。
先般、私どもも副会長の任を仰せつかっております北関東産官学研究会が今年度をもって解散することが決まり、産学連携のありかたもある意味で曲がり角にきている感があります。とは言え、太田キャンパスに慨UBARUとの連携講座が設立され、その規模は従来の大学所属教員数を超えるなど、新しい産学連携の期待はますます高まっております。そのようななかにあって、当会は設立以来の精神を愚直に守り、地道な活動を続けることができております。次の世代につなぐべきますます必要とされる財団をめざして、今後とも活動を展開してまいる所存でありますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
理事長 志賀 聖一 2025年1月吉日