出来る営業マンの電話応対

出来る営業マンの電話応対


今、15時を過ぎたところ。

今日も遅いランチだ。

でも外回り営業をしている身にとってちっとも苦ではない。

会社が勝手に決めた仕出し弁当を食わなくて済む。

何を食うか、選択権は自分にある。

こんな自由を与えられているのだから、何時になろうとなんの問題はない。

さて、本日のランチはヒレカツにするかピザにするか迷った。

が、昨日、ハンバーグランチをガツンと食ったので今日はマルゲリータピザにした。

食い終わって、ちょっと、うとうとしていたら、カン高い声で目が覚めた。

 

「ハイハイ!あーー、そうですかあ〜、、

 月曜には入荷する予定なのですが・・・
 あーー、そうですかあ、
 今週中にですかあ?・・

 ん〜、、わっかりました!
 今週中に何とかご用意いたしますう。

 いえいえ、間に合わないようでしたら、
 私が直接、取りに行ってお届けに上がります。
 ・・いえいえ、また、よろしくお願いいたしますー。

では失礼いたします。」


隣に座っている男性がお客様からの電話に応対していた。

話し方は、さかなクンにそっくり。

 

私は最初のうちは、「なんじゃ、その話し方は・・」と思った。

 

しかし、話を聞いているうちに心地よくなってきた。

「リズム」と「ノリ」が良いのである。

 

そしてお客様からの要望に、間髪入れずに応対している。

「では、失礼いたします。」の締めの言葉が妙に丁寧に感じた。

 

ムムム、出来るぞ、この人は!

 

どんな人かチラッと見てミタ。

スーツじゃなく、なんとアロハシャツを着ているではないか。
尚且つ、裸足にビーサン!
(オイオイ、まだ真夏じゃないだろ、と突っ込みを入れたくなった)

 

何の営業マンだろう・・。

ひっきりなしに電話がかかってくる。

そしてテキパキとさかなクン口調で応対している。

 

えーーーー!*ホントですかあ??

*ありがとうございますーー。

 

さっきと同じように、感情たっぷり。

 

私は思った。

よくあるマニュアルどおりの話し方教室で習った人より、味があるぞ!と。


だって、この人にまた電話したくなっちゃうから。


えっ?あたいは上手くしゃべれないって?

いいじゃん、たどたどしくても、つっかえても。緊張しても、一生懸命、話していると相手に通じるよ!


一番、通じないのは書面を読んでいるトークや完璧すぎるオペレータートークだと思う。


要は、人間味だね♪