営業会社は千差万別だ。雇ってくれればどこでもいいというわけにはいかない。
また営業してモノを売ってはいけない会社もある。
次のような会社から一度に大量の注文が来たら要注意である。納品後に回収できなくなる可能性が大きい。
就職・転職や営業する際に次のような会社は絶対に避けよう。
1.何を売っているかわからない会社。
実際に会社訪問して何を売っているのかわからないところがある。
カタログが置いてなかったり、何のサービス会社なのかわからないのである。
従業員は妙に明るい。
経営者も人当たりがいい。
しかし・・うさんくさい。
絵画の提供をしているとか宝石を斡旋しているとか・・
いろいろ説明をされても実際にカタログや商品が置いていない。
壁には関係のないポスターが貼ってある。
こういう会社は間違いなく突然、姿を消す。
2.有名会社と提携しているという話をする会社
有名な会社が主催している展示会に出展していますと説明をする会社がある。
その大手会社のネームバリューで信用してしまうが、気を付けて欲しい。
私は以前、大手会社が主催する展示会に行ったことがある。
出店している中に貴金属の地域代理店募集会社があった。
直接販売では全国的に拡大できないので地域代理店を探しているとのこと。
マージンは40 パーセント。
主要取引先は銀行や、役所らしい。
販売方法はホテルの一室を借りて銀行や役所の従業員向け展示販売
実際に展示販売をしている場所に行ってみた。
従業員が展示販売会にお客を連れてきて「○○万円のネックレスが40 パーセントOFF なのでチャンスですよ。」と勧めて販売していた。
カタログは豪華である。
ブランド名も入っている。
ホテルも豪華な場所を使っている。
私は疑問を持った。
お客さんに40 パーセント引きで販売している。
尚且つ、代理店へのマージンも40 パーセントある。
原価はいくらなの??
責任者に疑問をストレートにぶつけてみた。
「これって本物ですか?」
答えが返ってきた。
「お客様が本物と思えば、本物です」
私「・・・」。
*知名度のある会社の展示会に出席しているからといって信じてはいけない!
展示会と言うものはお金さえ払えば出展できるのである。
有名な取引先を誇示する会社は「中身がない」ことも十分ありえるので気をつけて欲しい。
3.給料体系を明確にしない会社。
面接で給料の話になったととき
「がんばれば月給100 万円以上稼げます」
「ボーナスは販売価格のマージンで出します」
「あなたの年収は800 万くらいを予定しております」
このような曖昧な表現をするところは要注意。社員の入れ替わりも激しい。いつも求人が出ている会社は辞める人が多いということ。
また報酬を高めに言われて転職したら完全歩合給だったという例もある。
求人広告等に「誰でも出来て月収100 万円も可能」なんて書いてあるところは気をつけたほうがいい。
「ルートセールスです」と広告にうたっておきながら入ってみたら、ほとんどが飛び込み営業という例もある。
あなたがもし転職先を探しているのであれば、仕事内容と給料や人間関係等を事前に確認しておこう。
転職先の社内に知り合いがいても、「本当の事」を言ってくれないことも多々ある。
雇われている身であれば、会社にとって不利なことはいうはずがない。
と考えるのが当然である。
ではどうしたらよいか・・・
一番おすすめしたいのは、転職希望先の会社の取引先や営業先に知り合いがいないか探すことである。
これで本当の事を聞ける可能性が広がる。
就職や転職をする際は自分のカンだけで決めないほうがいい。